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担当編集者が原稿を改ざん KADOKAWAの新作小説が急きょ発売中止、過去作も回収・絶版に

「もはやわたしの著作物と胸を張れる代物ではなくなっていた」(作者)。

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 KADOKAWAは、12月25日に発売予定だった角川文庫の小説「からくり同心 景 黒い好敵手」(著:谷津矢車)について、担当編集者が作者に無断で原稿を改変していたため発売中止にすると発表しました

谷津矢車さんのコメント(KADOKAWA発表)

 同社によると、校正ゲラを確認中の谷津さんより指摘があり、編集部で調査したところ、無断改変が判明。「その改ざんは単語の入れ替えレベルのものではなく、文章の大幅加筆やキャラクターの肝である台詞の変更にまで及んでいました」「これはもはやわたしの小説とは言えない」(谷津さん)。シリーズ第1巻の「からくり同心 景」(今年8月発売)についても同様の行為があったため、回収の上絶版にすることが決まりました。

シリーズ第1巻の「からくり同心 景」

 同社は「原稿の無断改変は、決して行ってはならないことであり、弊社は深く反省するとともに、入稿チェック体制の厳重強化、編集者の指導、教育を徹底し、二度とこのようなことを起こさぬよう、再発防止に努めて参ります」とコメントしています。

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