14歳のときわ藍さん、小学館新人コミック大賞を受賞 アイドルの奮闘描く
3月発売の「ちゃお」に掲載される予定です。
14歳の漫画家・ときわ藍(らん)さんが、小学館主催の「第77回小学館新人コミック大賞」少女・女性部門で大賞を受賞。小学館の月刊少女漫画雑誌「ちゃお」で漫画家デビューすることが発表されました。
小学館新人コミック大賞は小学館最大の新人まんが賞。今回、少女・女性部門で大賞を受賞したときわ藍さんは、愛知県在住の中学3年生(14歳)。大賞に輝いた「アイドル急行」は、同名のアイドルグループ4期生メンバーの主人公が、センターになるために奮闘する物語です。
ときわさんは受賞した気持ちを、「藤子・F・不二雄先生に憧れて、まんがを描き始めました。まだ受賞の実感がわきませんが、応援してくれた家族、友人、そして一番応援してくれた母にとても感謝しています。これから読者の方々や自分にとって、こころに残る作品を作っていこうと思っています」と語っています。
審査に参加した作家陣からは、「かわいい絵柄で、キャラの個性も分かりやすく描かれています。これからの成長が楽しみ」(「失恋ショコラティエ」などで知られる水城せとなさん)、「分かりやすい話の構成でスラスラ読めました! 盛り上がるシーンもしっかり読者をひっぱり上げてくれます」(「終わる世界でキミに恋する」などで知られる能登山けいこさん)など、若き才能を高く評価するコメントが寄せられています。
なお、「アイドル急行」は3月発売の「ちゃお」4月号に掲載予定です。
審査員コメント:花緒莉さん
構成力があって場面展開・見せ方も上手! 主人公にも好感が持てました。まりあちゃんを非難してしまうのは残念。努力している主人公だからこそ、まりあちゃんの良い所を見つけられる視点を持つともっと良かった!
杉山美和子さん
力強く勢いがあり、ぐいぐいと引き込まれて楽しく読んでしまいました。リアルでみずみずしい若い感覚が素晴らしい! ただ、ペンタッチや仕上げの処理が雑です。先輩方がどれだけ丁寧に原稿を作っているか意識してみて。
能登山けいこさん
わかりやすい話の構成でスラスラ読めました! 盛り上がるシーンもしっかり読者をひっぱり上げてくれます。身体の描き方がもっとバランスがとれるようになれば、絵にぐっと華やかさが増すと思います。
水城せとなさん
可愛い絵柄で、キャラの個性もそれぞれがわかりやすく描かれています。物語の基本がキチンと出来ていて、ムダがなく、テンポも良いです。全てがオーソドックスすぎるとは思いますが、これからの成長が楽しみですね。
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