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理研、新たな「睡眠遺伝子」を発見
哺乳類の睡眠時間と覚醒時間の割合が一定に保たれている理由は、いまだ明らかになっていません。
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理化学研究所は新たな睡眠遺伝子「Nr3a」を発見した。「Nr3a」遺伝子をノックアウト(1個以上の遺伝子を無効化)したマウスは、野生型マウスより睡眠時間が短くなる。
この睡眠遺伝子は、交配を必要とせず効率よく遺伝子ノックアウト動物を作製する「トリプルCRISPR法」と呼吸パターンから睡眠を解析する「SSS(Snappy Sleep Stager)」の開発により発見されたもの。この手法を応用すれば、いまだ解明されていない哺乳類の睡眠制御メカニズムの理解につながると期待されている。
(太田智美)
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