「銀行に緊急融資断られた」 家族経営の小さな納豆工場が悲痛な叫び 「潰すには惜しい店」とネットで注文殺到
数々の賞も受賞しているこだわりの納豆で「納豆は本気で美味い」など絶賛する声も。
北海道室蘭市にある家族経営の納豆工場「内藤食品」が、Twitterで厳しい経営状況を告白し、ユーザーたちから応援の声が殺到しています。
内藤食品は室蘭市で家族が営む小さな納豆メーカー。ネット通販や「北海道物産展」などを除くと、北海道内の一部でのみ取り扱われている小規模な展開ながら、北海道産の大豆を使用した納豆は「全国納豆鑑評会」で何度も賞を受賞するなど、地元民を中心に愛されている納豆です。
しかし、おいしい納豆作りにこだわる反面、赤字続きな経営の苦しさについても以前からツイートされており、今年はとうとう銀行から緊急融資の申し出を断られたことをTwitterで告白。これをきっかけに同納豆のファンである病理医ヤンデルさんや、内藤食品と「痛箱」パッケージの「カムイ納豆」でコラボした北海道バーチャルアイドル・北乃カムイさんなど、北海道の人気ユーザーたちがツイートを拡散。「潰すには惜しい店」「自分の故郷は自分たちで守らないと誰が守るの!」と内藤食品へ熱いエールを送りました。
こうした応援の声が全国に広がり、「納豆には一家言ある茨城人からしても美味い」「通販で注文してみた」など応援・注文が殺到。この流れを受けて更新された内藤食品のブログによると、実は過去にも原油高騰や唯一納豆を作れるお父さんの入院時などに廃業の危機を迎えたことがありましたが、そのたびに卸し先のスーパーや同業者から「いっぱい注文取るから辞めるな」などの激励を受けて続けてこれたのだそう。今回ネットを通じてたくさんの注文が得られたことに、「納豆の糸のようにたくさんの方のご縁で支えられています・・・・!」「これからも、可能な限りで構いませんので。。このオンボロ工場をどうぞよろしくお願いします(*'▽')ノ」と感謝の気持ちをつづっています。
(たろちん)
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