ニュース
初のヒジャブバレリーナになりたい 14歳ムスリム少女がクラウドファンディングで支援募る
学費などに当てるため1万豪ドル(約85万円)の支援を募っています。
advertisement
世界初のヒジャブ(ムスリム女性が身につける頭部を覆う布)をまとったバレリーナになりたい――14歳のムスリム少女が、クラウドファンディングで支援を募っています。
支援を求めているのは、オーストラリアのステファニー・カーロウさん。2010年にイスラム教に改宗し、幼いころより続けていた踊りをやめてしまいました。ムスリム少女向けのサービスなどがなく、プロのバレリーナになる道がないと思ったため。
しかし、名門バレエ団に初の黒人女性プリンシパル(トップダンサー)が誕生したことや、ヒジャブをまとった女性重量挙げ選手の活躍に刺激を受け、夢を追いかける決意をしたとしています。初のムスリムバレリーナになることで、世界を一つにし、自分を信じて夢を追いかけるようほかの人たちを元気づけられればと述べています。信仰や人種、肌の色に関係なく皆が団結するよう促したい、とも。
advertisement
クラウドファンディングの目標額は1万豪ドル(約85万円)。集まった資金はバレエを習うための学費やダンスシューズなどの備品、コンクールへの参加費に当てる予定。支援者にはお礼のカードなどの返礼を用意しています。
関連記事
ムスリム女子が日本のロリータファッションに注目? 肌を出さない「ムスリムロリータ」が斬新かわいい
「ムスリム初音ミク」なんてのもあります。自作の時計を学校に持っていった14歳少年、爆弾と思われて逮捕 オバマ大統領などから応援の声
TwitterやGoogleなどのIT企業も少年を応援しています。海外オタク見聞録:サウジアラビア人が描いた日本風マンガも! アラブのマンガ事情
戒律が厳しいイメージのあるアラブの国々。規制もありますが、そうした中でマンガやアニメを楽しんでいるファンも。アラブ世界で“カワイイ”が受けるワケ(後編)
日本人クリエイターの“カワイイ”イラストがアラブ首長国連邦(UAE)で人気を博した理由は――。アラブ世界で“カワイイ”が受けるワケ(前編)
アラブ首長国連邦(UAE)に招かれた日本のイラストレーター。“カワイイ”イラストでアラブの世界に飛び込んだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.