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「Siriを物理化」した装置が登場 音声を認識してiPhoneの画面をタッチ操作するハイテクなアナログぶり

「Siriでいいじゃん」は禁句。

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 以前ご紹介した全自動パズドラロボ(関連記事)の作者が、「iPhoneのSiriを物理化」したロボットの動画を投稿しました。音声で指示を出すとiPhoneの画面を直接タッチして操作してくれるロボットなのですが、操作の速さや正確さに驚きのコメントが多数寄せられています。

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 「Sole(ソレ)」と名付けられたこのロボットは、接続されたマイクに向かって指示を出して使います。例えば「ヘイ、ソレ」と言うと、アームがスリープ状態のiPhoneのホームボタンを押し、スライド操作をしてロックを解除。ホーム画面が表示された状態で「こんにちは」と言えば、メモを起動してフリック操作で「こんにちは」とタイピングして返事をしてくれます。

マイクに向かって「ヘイ、ソレ」
アームがホームボタンをポチッ
スライド操作でロックを解除
ホーム画面を表示
マイクに向かって「こんにちは」と言うとメモを起動
フリック入力で「こんにちは」と入力。タイプ速度はかなり速い

 実用的な操作もしっかりカバーしており、「○○について検索」と言えばSafariを起動して検索してくれますし、他にも「アラーム・タイマーのセット」「天気や予定の表示」「自動スクロール」「目的地までのナビ」などにも対応。本当に「Siri」のようです。アナログなのに、ハイテク。

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ブラウザを起動して検索ワードを入力しているところ
天気を表示
アラーム解除指示に従う「Sole」。気兼ねなく二度寝させてくれるぐぅの音も出ないほど優秀なロボットである。

 なお、動画には制作過程も収められています。「3DCADソフトで設計」→「3Dプリンタでパーツを作成」→「回路設計」→「はんだ付け」→「プログラミング」という手順で完成したそうなのですが……これ、まさか全部1人でやったのでしょうか。工学版TOKIOの称号を授与したいぐらいに万能です。

3DCADソフトで設計
3Dプリンタでパーツを作成
回路を設計
音声認識に使用した装置
はんだ付け
プログラミングをして完成。1人の作業量じゃない……

 非常に高い技術によって作られた、「Sole」。「Siriでいいじゃん」とか、やぼなことは言わないようにお願い致します。

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