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ハッシュタグ「今の人にはわからない昔の携帯」がガラケー時代のユニーク端末博覧会と化す

日本の携帯電話がガラパゴスと呼ばれた理由を再確認。

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 総務省の平成26年版情報通信白書によると、日本のスマートフォン保有率は5割強に達している一方、フィーチャーフォン(ガラケー)の保有率は、スマートフォンとの併用者と合わせて3割弱。ガラケー文化の支持者はまだ一定数存在することがうかがえます。こうした背景があってか、Twitterのハッシュタグ「#今の人にはわからない昔の携帯」が、ガラケー全盛期の端末を懐かしむツイートで賑わっています。

 寄せられたツイートには、携帯電話普及初期のプリミティブなものから、比較的新しく画期的な機能を備えたものまで、ユニークな端末画像が多数。タッチパネル入力を先取りしていたり、光学式ズームのハイビジョンカメラを搭載していたり、モバイル版でないWindows 7がPCと同様に動作したりと、ガラパゴスというよりもむしろ、恐竜的進化を感じさせます。

 その一方で、「ケータイ捜査官7」に登場する、携帯電話から変形するロボット「フォンブレイバー」や、「仮面ライダー555」の変身アイテム「ファイズフォン」など、携帯電話をフィーチャーした特撮作品関連のツイートも多数。「フォンブレイバー」には玩具でなく、実際に携帯電話として使える製品もありました。情報端末が特撮ヒーローの変身アイテムの定番になったのもこのころからですね。

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 スマートフォンは操作環境や機能の大半がOSとアプリに依存するため、機種ごとの独自性は薄まりました。それ以前の、各メーカーが独自の機能やデザインに注力し、しのぎを削っていた時代のほうが、ユニークな製品が生まれやすかったのかもしれません。

(沓澤真二)

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