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秋田港の「うどんそば自販機」が道の駅へ移設され営業継続決定 撤去が決まってからは連日の行列
お湯が沸く時間を待つ。
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秋田港近くの船舶食料商「佐原商店」が3月いっぱいで閉店し、併設されている昭和レトロなうどんそば自販機も撤去される。このニュースが報じられると連日自販機には県内外から人が訪れ行列ができ、すぐにお湯がなくなる状態が続いていたが、再び4月以降も食べることができるかもしれない。
廃業を決めた時から、自販機は市内のしかるべきところへ引き取ってほしいと店主は願っていたが、佐原商店の近くにある道の駅「あきた港」に移設されることが決まった。道の駅を管理する東北ダイケンと16日に合意したもので、3月末の佐原商店の閉店後引き取り、4月中の営業開始を目指す。
とはいえあくまでも予定だと道の駅駅長の武藤さん。自販機の状態を見てみないことには分からないという。佐原商店にうどんそば自販機が置かれたのは1973年のころ。すでに同型の自販機は製造中止となっており、故障のたびに修理し、中古品を探しては代替えとしてきた。4代目となる現在の自販機もそれほど状態がいいものではないという。「屋外にあり風雪にもさらされていたので、メンテナンスしてみないとなんとも」。
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自販機は知る人ぞ知るスポットとして人気だったが、NHKのドキュメント番組「ドキュメント72時間 秋田・真冬の自販機の前で」の舞台となったことからさらに人を集めるようになっていた。この番組は視聴者投票で昨年1年間の「72時間」の中で1位になっている。
(写真提供:加賀谷満里子さん)
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昨今は業績が悪化し、厳しい運営状態が続いていたようです。
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