高梨臨「色気をかき集めて詰め込んだ」、ドラマ「不機嫌な果実」出演で見せる“裏の顔”

　タレントの高梨臨さんが、4月29日からテレビ朝日で放送開始されるドラマ「不機嫌な果実」に出演することが分かりました。

　「不機嫌な果実」は、20年前に刊行された作家・林真理子さんによる同名不倫小説が原作。夫との結婚生活に不満を持ち、昔の恋人と不倫の関係を続けるヒロインが年下の音楽評論家と出会い、関係におぼれていく――という大人なストーリー。1997年に石田ゆり子さん主演でドラマ化され、当時は今回の高梨さんの役を横山めぐみさんが演じました。

　高梨さんの役は夫の不倫が原因で離婚し、不倫に対して嫌悪感を持っているヒロインの友人・久美。堅実だけれど、どこかなまめかしい雰囲気のある久美の「裏の顔」が見どころとなります。ヒロイン・麻也子には栗山千明さん、その夫・航一に稲垣吾郎さん、ヒロインの不倫相手となる音楽評論家に市原隼人さんが出演予定です。

　大人っぽい外見ですが、まだまだ無邪気であどけない一面もある高梨さん。今回はかなり大人の女の色気が要求される役となりますが、本人も「『そろそろ大人の作品にも挑戦したい』という気持ちがあったので、オファーを頂いた時はすごくうれしかったです」と意気込みを語っています。

　久美役については、「私が演じる久美は真面目というか、クールという……ちょっと陰がある女性。男性のことも信用していませんが、お話が進むにつれて“裏の顔”も見えてくるんです。ベースとして大人っぽい感じを意識しながら演じつつ、現場でいろんな方の意見を聞きながら、少しずつ久美像を作っていきたいです」とコメント。

　監督からは「とにかく色気を出してほしい」と言われ、ポスター撮影も「自分の中にある、なけなしの色気をかき集めて、詰め込んだつもりです（笑）」と笑いを交えてコメントしていますが、本当に色っぽいポスター！　これはいろいろと期待できますね！

　高梨さんがテレビ朝日のドラマに出演するのは、2009年から2010年にかけて放送された「待戦隊シンケンジャー」以来。2012年に主演した日仏共同制作映画「ライク・サムワン・イン・ラブ」がカンヌ国際映画祭コンペティション部門にノミネートされた実績のある高梨さん。このドラマ出演で新たな境地を切り開き、女優としてますます飛躍する年になりそうです。