ニュース

もたらすのは映像制作の革新か? 疑心暗鬼か? ビデオの人物の表情をリアルタイムで書き換えるシステム

カメラ前の演者と、ビデオの登場人物の表情がぴったりシンクロ。

advertisement

 ビデオの登場人物の表情を、リアルタイムで自由に変えられる技術が、YouTubeで注目を集めています。

 開発したのはスタンフォード大学の研究グループ。動画では、研究者の演技に合わせて、モニター内のブッシュ前大統領や、プーチン大統領の表情が変化する様が実演されています。

右の演者に合わせて、表情をしかめるブッシュ前大統領
この技術にかかれば、精悍なプーチン大統領もニッコリ

 システムは、Webカメラで取り込んだ演者の表情を、モーションキャプチャーによりモデル化。これを動画内の人物に当てはめて、リアルタイムで書き換える仕組みになっているようです。

advertisement
カメラとビデオの映像を分析し、双方をモデル化。これをもとにして、カメラ側の表情をビデオ側に適用させている

 この技術は、役者の演技を撮影後に修正したり、微妙な表情をCGへ反映させたりと、応用すれば映像制作に貢献しそうです。しかし、やりようによっては発言のねつ造にも使用可能で、ビデオが証拠として役立たなくなる恐れもあります。動画に寄せられたコメントには、「これで何も信じられなくなる」「情報操作に使われるのでは」と、懸念する声も少なくないようです。

(沓澤真二)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  2. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  4. 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  5. 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. 「これは家宝級」 リサイクルショップで買った3000円家具→“まさかの企業”が作っていた「幻の品」で大仰天
  7. 「人のような寝方……」 “猫とは思えぬ姿”で和室に寝っ転がる姿が377万表示の人気 「見ろのヴィーナス」
  8. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. 山奥で数十年放置された“コケと泥だらけ”の水槽→丹念に掃除したら…… スッキリよみがえった姿に「いや〜凄い凄い」と210万再生
  10. 13歳少年「明日彼女に会うから……」 パパを説得してヘアカットへ→大変身した姿に「生まれ変わった」「全く別人みたい」【海外】