ニュース

「イソジン」めぐる明治とムンディの対立、和解へ 「カバくん」は今後もうがい薬に使用

互いに仮処分命令を申し立てる状況でしたが、円満な合意のもと和解したとのこと。

advertisement

 うがい薬「イソジン」をめぐって互いに東京地裁へ仮処分命令を申し立てていた、明治とムンディファーマおよびシオノギヘルスケア(関連記事)。3月24日に明治は、3月18日に和解によって同件が解決したことを発表しました。

「イソジン」の販売終了を周知する明治

 明治は1961年から製造販売してきた「イソジン」を、技術提携およびライセンス契約をしてきたオランダのムンディファーマ社の要請によって今年3月31日に手放すことになっています。その後「イソジン」はムンディファーマが販売委託するシオノギヘルスケアと塩野義製薬が販売。明治は4月1日から「イソジン」の代わりに、中身は全く同じ内容で商品名のみ変更した「明治うがい薬」を販売し、従来使用してきたキャラ「カバくん」もプロモーションに利用していくとしていました。

「カバくん」(左)とシオノギヘルスケアが新たなイソジンに使用していたキャラ(右)

 しかしシオノギヘルスケアが販売する「イソジン」のデザインが「カバくん」と酷似しているとして、2月9日に明治はムンディファーマとシオノギヘルスケアに対し、不正競争防止法に基づいてデザインの使用の差し止めを求める仮処分を東京地裁へ申し立てます。これを受けムンディファーマも2月25日、「明治うがい薬」が「イソジン」に酷似しているとして不正競争防止法などの差し止め仮処分を申し立てました。

advertisement

 このたび3月18日に当事者間で円満な合意に至った結果、互いに仮処分命令を申し立てる状況が和解という形で解決。両社は4月1日よりそれぞれの製品を予定通り発売します。明治も「カバくん」を用いたパッケージで「明治うがい薬」などポビドンヨード製剤16品目を販売開始する予定です。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  3. “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
  4. 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  5. 「巨大なマジンガーZがお出迎え」 “5階建て15億円”のニコラスケイジの新居 “31歳年下の日本人妻”が世界初公開
  6. 鮮魚コーナーで半額だった「ウチワエビ」を水槽に入れてみた結果 → 想像を超える光景に反響「見たことない!」「すげえ」
  7. 「昔モテた」と言い張るパパ→信じていない娘だったが…… 当時の“驚きの姿”が2900万再生「おおっ!」「マジかよ」【海外】
  8. 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  10. 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開【大谷翔平激動の2024年 「妻の登場」話題呼ぶ】