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アニメ「風雲維新ダイショーグン」が360度映像化目指してKickstarterで資金募集中 お色気あり・ロボットありの冒険活劇をCGで

スマートフォン、PC、各種VRヘッドセットなどに向け公開予定とのこと。

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 CG制作プロダクションILCA(イルカ)が、2014年に放送されたサムライスチームパンク&ロボットアニメ「風雲維新ダイショーグン」の360度映像作品制作プロジェクトをKickstarterで開始しました

 2年前のアニメ作品では、日本に古代から存在する巨神・鬼神(ものかみ)によって明治維新が起こらず、サムライの時代が続く日本を舞台に、童貞と処女しか操れない巨神(ロボット)が活躍するという、突き抜けたストーリーが展開された「風雲維新ダイショーグン」。同作の原案を務める笹原和也さんの「ファミリー向けではなく青少年に向けた“お色気ありアクションあり”の冒険活劇を、CGアニメーションによる360度映像で表現することで、今までにない映像体験を感じてもらいたい」という思いから “360度映像作品制作プロジェクト”が企画されました。

巨神・鬼神によって黒船が駆逐され、明治維新が起こらなかった日本が舞台(クラウドファンディングサイトより
モチーフとなるのは江戸時代にロボットを融合(クラウドファンディングサイトより

 Kickstarterでの目標設定は20万ドル(=約2228万円)。実施期間は2016年4月23日までと残り18日となっています。

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 資金提供者には、「5ドルで支援へのお礼メールとプロジェクトの進捗報告」「25ドルで360度パノラマのアニメのデジタル版のダウンロード」「60ドルでアニメ本編+Kickstarter限定の特典映像を収録したブックレット付きBlu-ray&DVDとデジタル版アートブック(アニメ本編はダウンロード)」「100ドルでCDとアニメのクレジットに資金提供者の名前を記載」「800ドルで劇中のキャラクターモデルのデータを10種類の中から1種類プレゼント(商用利用不可)」など、金額が上がるごとに特典が追加されていきます。

主人公の徳川慶一郎(左)、ヒロインの1人・服部霧子(中央)、徳川宗家の血を引く童貞のみが操ることのできる巨神(右)(クラウドファンディングサイトより

 笹原さんは2011年に監督を務めたフルCGアニメ「CAT SHIT ONE -THE ANIMATED SERIES-」が、ハリウッドCG業界における最高峰「VESアワード」の第9回ショートアニメーション部門にて日本で唯一のノミネート作品になるなどCG業界のトップクリエイターとしても活躍中。その笹原さんが監督を務める同プロジェクトには、すでに2万8033ドル(4月4日11時時点)の資金提供が集まっています。

 作品の完成時期は2016年12月ごろの予定。鑑賞環境はスマートフォン、PC、各種VRヘッドセットなどに対応するとのことです。

(小川哲弥)

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