ニュース

「Dの食卓」PC版がSteamでリリース決定 飯野賢治の名前を世に知らしめた怪作ホラーアドベンチャーゲーム

GOG.comでは既に配信中、価格は5.99ドル。

advertisement

 米国のデベロッパーNight Dive Studiosは、飯野賢治氏とWARPのホラーアドベンチャーゲーム「Dの食卓」の海外版に当たる「D: THE GAME」の配信をスタートした。海外のPCゲーム配信プラットフォームGOG.comではすでに5.99ドルで購入可能、またTwitter上ではSteamでの配信も決定していることが明らかにされている。ただしSteam版のリリース時期は未定とのこと。残念ながら日本語は収録されていない。

 GOG.comでは発売日が1996年3月31日だったと表記されていることから、今回の「D: THE GAME」はMS-DOS版を移植したものとなるようだ。Night Dive Studiosは過去のIPを買い取って再販することに定評のあるスタジオで、「TUROCK」や初代「System Shock」のように現代的なビジュアルに対応したバージョンの登場も期待したいところ。

 「Dの食卓」は1995年から3DOとセガサターン、PlayStation向けにリリースされたホラーアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは女性キャラクター「ローラ・ハリス」を操作。病院で殺害事件を起こした院長の父親を止めようとしているうちに、謎の城へと迷いこんでしまった彼女を導くことになる。ジャンルとしては謎解きタイプのアドベンチャーゲームではあるが、セーブなしで2時間以内にクリアするという特異な仕様や、おどろおどろしい父親の精神世界の描写などが話題となった。

advertisement

 またセガサターンやPlayStationが発売されたばかりの当時は、「クロノトリガー」「聖剣伝説3」「タクティクス・オウガ」などまだまだ2Dドットビジュアルの作品がヒットを飛ばしていた時代だった。そんな頃にフル3DCGの一人称視点で描かれた同作は、国内では画期的だったといえるだろう。また同作で意識された”五感を通じての没入感”は、のちに飯野氏が手がけた「エネミー・ゼロ」にも活かされている。

 なお残念ながら続編である「Dの食卓2」は国内外でドリームキャストのみで販売されているほか、海外版のパブリッシャーがセガであるということもあり、同様にSteamやGOG.comで配信されるかは難しいところだろう。今回配信が開始された初代海外版のパブリッシャーはAcclaim Entertainmentであり、2004年にすでに破産していたため権利の回収が容易だったと考えられる。

関連記事

Copyright (C) AUTOMATON. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  2. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  3. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  4. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  5. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  6. 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  7. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  8. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  9. 高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」
  10. 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」