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「しゃぶしゃぶ温野菜」ブラックバイト問題でレインズがコメント 「解決に向かっていると認識していた」
傷害行為について報告書に記載がなかったのは、「他の従業員から証言がなかった」ためとのこと。
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飲食チェーン「しゃぶしゃぶ温野菜」のブラックバイト問題で、元従業員が運営会社・DWE JAPANを提訴した件(関連記事)で、フランチャイズ本部であるレインズインターナショナルは6月17日、「DJ社(DWE JAPAN)に対し、早期解決に向けて誠心誠意対応するよう強く勧告を致します」とのコメントを発表しました。
レインズとDWEとのフランチャイズ契約はすでに解除されていますが、刑事告訴の原因となっている暴行や殺人未遂行為については、今年1月にブラックバイトユニオン側から報告を受けた時点で、DWEに対し「事実の有無を直ちに調査するとともに、事実であれば即刻謝罪を含め対応するよう」勧告していたとのこと。また、DWEからは「和解協議をユニオン側に求めている」との報告を受けており、現在は解決に向かっているものと認識していたそうです。
またレインズ側が以前公表した調査結果の中に、暴行や殺人未遂についての記載がなかったことについては、DWEを提訴した元従業員やユニオン側から調査協力が得られず、また他の従業員から証言もなかったため、報告内容に含めなかったと説明しています。
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今後については、1日も早い解決を求め「再度DJ社に勧告を行ってまいります」とのことです。
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