「ラブライブ!」応援上映で迷惑行為 川崎チネチッタが重く受け止め、次開催の応援上映を中止に
ブームとなっている応援上映のマナーを考える契機となりそうです。
映画館・チネチッタ川崎(神奈川県川崎市)は、6月18日・19日に実施した映画「ラブライブ!The School Idol Movie」の応援上映で一部観客が迷惑行為を行ったのを受け、24日にも予定していた応援上映を中止すると発表しました。
応援上映は、同作の公開1周年を記念して実施しているもの。一般的な応援上映と同じように、鑑賞中に声援を出したりサイリウムを振ったりしても良しとする内容でしたが、一部の観客から迷惑行為が発生したそうです。ネットには、作品の内容とは関係がない野球の応援歌を歌った、などの情報が書き込まれています。
同館は「一部のお客様による迷惑行為が発生し、他のお客様に不快な思いをさせてしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。上映前から劇場側は公式サイトや上映前アナウンスで周囲の観客へ迷惑となるような行為はしないよう呼びかけおり、今回の事態を重く受け止めて協議した結果、24日の応援上映は中止とし、通常の上映に変更することを発表しました。
チネチッタ川崎の公式Twitterはユーザーとの質疑応答の中で、「応援上映中止だけでも、正直、大きなダメージでした。告知内容を覆すことは前代未聞です。すべての方に楽しめる上映を、と頑張ってきたつもりだったのですが・・。本当に残念です。今回の上映で傷ついたラブライバーの方々が気がかりです」とコメントしています。
現在、実際にあった迷惑行為について詳細を確認中です。
追記
18・19日にあった迷惑行為についてチネチッタ川崎の担当者に取材したところ、「特定のお客様を指すことは出来ないのですが、映画の内容を逸脱した過激な言動を行う方が複数人いらっしゃいました」と説明。
「直接劇場側に批判が来たわけではありませんが、迷惑行為に不快な思いをしたというお客様の反応が、ネット上でこちらの目に入ってくるほど話題になっていました。劇場側としても何も対応しない訳にはいけませんし、同じような迷惑行為が広まることも懸念して、残念ながら今回の上映を中止することにしました」と、中止の経緯の詳細を述べました。
(黒木貴啓)
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