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実写映画「東京喰種」、窪田正孝×清水富美加がカネキとトーカに決定! 窪田「自分もビビっているのが本音」

キャストについては「不安と関心を持って、続報お待ちいただければ」と原作の石田スイさん。

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 実写映画化が発表後、そのキャストが注目を集めていた「東京喰種」の主演とヒロインを、俳優の窪田正孝さん、清水富美加さんが務めることが発表されました。メガホンを取るのは、萩原健太郎さんで、2017年夏の公開予定です。


映画「東京喰種」で主演とヒロインに決まった窪田正孝さん、清水富美加さん

 石田スイさんが2011年から週刊ヤングジャンプ(集英社)で連載中(2014年10月からは新編「東京喰種トーキョーグール:re」が連載)の同作。人を喰らう“喰種”(グール)が存在する東京を舞台に、期せずして半喰種となった金木研(カネキ)が喰種の霧嶋董香(トーカ)たちと出会い、人間と喰種両方の視点で苦悩しつつ、あるべき形と自らの生き方を模索するダークファンタジー。喰種を駆逐しようとする人間側の捜査官・CCGとのバトルやカネキの葛藤する描写なども人気で、2014年にテレビアニメ化、2015年には舞台化やゲーム化もされています。


カネキ(画像は映画「東京喰種」公式サイトより)

 カネキを演じる主演の窪田さんは、テレビドラマ「デスノート」や、映画「MARS(マース)~ただ、君を愛してる~」などに出演。今回の主演抜てきには「自分もビビっているのが本音」としながらも、原作ファンの意見や思いを強く受け止め、主演の大役に寄り添い、深く大事に演じたいとコメントしています。

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トーカ(画像は映画「東京喰種」公式サイトより)

 一方、ヒロインの霧嶋董香(トーカ)役に決まった清水さんは、NHK連続テレビ小説「まれ」や、「世界一難しい恋」「HK / 変態仮面 アブノーマル・クライシス」などで見せる演技力と、バラエティ番組でのトークなど引き出しが多い女優。自身とトーカは「真逆のタイプ」と分析しつつも、「撮影が終わったら死んでもいいくらいの気持ちで真摯に作品に臨んでいきたい」とキャスティングへの思いを述べています。

 これに先だって、主役を演じるキャストに強いこだわりを持っていたことをTwitterで明かしていた石田さん(関連記事)。今回のキャスト発表を受けてのコメント(後述)では、窪田さんを初めて見たときの印象をあらためてつづり、「自分の作品を踏み台にして、さらに『窪田正孝すごい』という事を知っていただけると、映画化はうまくいったと言ってもいいのではないか」とコメント。

 また、トーカ役の清水さんは“自分が推した”とし、正式オファー時に1つ“無理”をお願いしたが、清水さんがそれを受けてくれたとのこと。その姿勢に清水さんの強い意志を感じ、トーカに通じる部分だと期待を寄せています。

 その上で、実写版のキャストには、「まさかこの人が…」(石田スイ)という人物も紛れ込んでいるとし、「不安と関心を持って、続報お待ちいただければ」と結んでいます。窪田さん、清水さん、石田さんのコメントはそれぞれ以下の通りです。

窪田正孝(金木研役)

この度、実写版映画 東京喰種で金木研役を演じさせていただくことになりました窪田正孝です。
初めて原作を読ませていただいたとき物語に吸い込まれるように、のめり込むように次へ次へとページをめくっていました。
たくさんの原作ファンの方の意見、思いがあると強く受け止めています。
石田スイ先生のメッセージも読ませていただきました。
有り難すぎるお言葉に気持ちが救われました。ただ実際は自分もビビっているのが本音です。
先生をはじめ、ファンの方の大切な大切な東京喰種という作品。
誠に微力でありますが金木研くんという大役に寄り添い、深く大事に演じさせてただきたく思います。
いち原作ファンとして。
石田先生、原作ファンの方、東京喰種の名に恥じないよう現場でスタッフキャストの皆さんと精一杯作り上げて行きたいと思いますので、どうかよろしくお願い致します。

清水富美加(霧島董香役)

私と霧島董香ちゃんは、真逆のタイプだと思います。自分は平和にぬくぬく生きてきたなぁとも思います。生まれてから大した地獄を知らなければ、見たこともないです。故に、どういったものを、どのように、どのくらい削ぎ落とさなくてはいけないのか、どのくらい自分を追い込まなくてはいけないかということが、計り知れないことは分かります。声をかけて下さった方々に後悔をさせたくない、という思いと、役を頂いた以上、物語の持つテーマを感じとっていただけるように、いや、そのテーマが何かも今は分からないのですが、詰めて詰めて、撮影が終わったら死んでもいいくらいの気持ちで真摯に作品に臨んでいきたいと思っております。

原作・石田スイ

カネキ役の窪田正孝さんは、映画「僕たちは世界を変えることができない。」がキッカケではじめてその存在を知りました。作業をしているときに一瞬だけ、映画のCMが目に入って、窪田さんは涙を流す演技をされていたのですが、その数秒でもう「この人すごい」と衝撃を受けたのを覚えております。
演技の素晴らしさは勿論、「カネキが実際にこの世界にいたらこういう感じ」というキャラのイメージぴったりのお姿で。

「東京喰種」の連載が始まって、本当にすぐの出来事だったので、窪田さんの存在はそれからずっと気になっており、テレビや映画などで拝見するたびに、活躍を嬉しく思っておりました。

窪田さんのすごさは、皆さんにもすでにバレつつあるとは思うのですが、自分の作品を踏み台にして、さらに「窪田正孝すごい」という事を知っていただけると、映画化はうまくいったと言ってもいいのではないかなと、個人的には思っております。

トーカを演じて下さる清水富美加さんは、どう演じられるのか想像がついておりません。その部分に、「どうなるかわからないけど面白そう」という興味を抱きまして、自分が推させていただきました。
(それと、見た目が可愛らしかったので)
清水さんが、この作品を通して新しいものが見つかるのであれば、それはとてもすばらしいことだと思います。

言及して良いものかわかりませんが、正式にオファーさせて頂いた際に、トーカを演る上で、ひとつこちらから“無理”をお願いしまして、清水さんがそれを受けてくださったとお聞きしました。そこに清水さんの強い意志を感じましたし、トーカに通じる部分を持っていらっしゃるように思いました。

なにより、真摯な姿勢で作品に向き合って下さることを嬉しく思います。清水さんの新しいステージに繋がるようななにかが、きっと見つかるのではないかと、自分は感じております。トーカ、楽しみにしております。

どこかでも発言しましたが、実写化に関して、もちろん不安はあります。映画の製作側の方々が本当に根気良く、原作者である自分の意見を聞いてくださっていて、自身の不安は少しずつですが取り除かれました。ものをつくる環境としては、とても健全な場所だなと感じておりますし、本来そうあるべきだと思います。

しかし、それによって映画が良くなるのかはわかりませんし、結局ダメになっちゃうかもしれません。ただ、個人的な望みを申し上げれば、「健全な環境でつくればちゃんと良いものが出来るんだ」ということを、監督の萩原健太郎さんには、証明していただければ良いな、と願っております。

……話はすこし戻りますが、キャストさんについて。

主役の方々もそうですが、「まさかこの人が…」という方も中には紛れ込んでいて、その方々に関しては、もう普通にファンとして観ちゃうなあ、と今から感じております。純粋にどうなるか楽しみです。

皆さんにも引き続き、不安と関心を持って、続報お待ちいただければと思います。

(C) 石田スイ/集英社 (C) 「東京喰種」製作委員会


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