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2016年末に「うるう秒」が挿入されることが決定 12月31日23時59分60秒が生まれることに
地球の自転とのズレを修正する目的。
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国際地球回転・基準系事業(IERS)は、現行の標準時と地球の自転のズレを修正するため、12月31日と1月1日の間に「うるう秒」を挿入すると発表しました。
うるう秒の実施により、12月31日は23時59分59秒の後に「23時59分60秒」が挿入され、通常より1秒長い「24時間1秒」となります。日本時間では1月1日8時59分59秒から9時に切り替わる瞬間に「8時59分60秒」が挿入され、1月1日が「24時間1秒」に。
うるう秒は、地球の自転とのズレを修正する目的で挿入されます。地球の回転速度にはムラがあり、常に同じ速度で回転しているわけではありません。地球の回転が速い状態が続いたり、遅い状態が続いたりした場合に、原子時計と比較した差を調整するために、うるう秒による調整が行われます。
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うるう秒が前回実施されたのは2015年6月30日(日本では7月1日/関連記事)で、今回は1年半ぶりの実施となります。うるう秒は一部のコンピュータで不具合を起こす場合があり、問題になることがあります。
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