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アメリカを中心とした国際研究チーム「LIGO(ライゴ)」は6月15日、「重力波」の2回目の観測に成功したと、アメリカ・カリフォルニア州のサンディエゴで開催されているアメリカ天文学会で発表した。
重力波は100年前に物理学者のアインシュタインが「一般相対性理論」の中で予言していた宇宙空間にできた“ゆがみ”が波となって伝わる現象。ブラックホールなど質量が大きなものが動く時に発生すると言われてきたが、重力波はあまりに微弱で観測が難しいとされていた。今年2月に同チームが観測に成功したと発表していた(関連記事)。
前回の観測の3カ月後に、2つのブラックホールがぶつかるときに発生した約14億年前の重力波を新たに観測したとのこと。重力波そのものや、ブラックホールや中性子星という高密度星の研究が可能であることが再び実証された。
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