Twitterにユーザーの個人情報を故意に書き込み 大炎上の「ゴルスタ」が謝罪 担当者は減給処分に
「極めて軽率な行動で弁解のしようもないもの」と謝罪しています。
中高生向けSNSアプリ「ゴルスタ」を運営するスプリックスは8月31日、利用者の個人情報を故意にTwitter上に流出させた件で、公式サイトで「極めて軽率な行動」と謝罪。また担当者を減給処分としたことを明らかにしました。
問題となっていたのは、「ゴルスタ」公式Twitterアカウントの1つ「@micoochan(現在はアカウント削除済み)」で、8月24日にTwitter上でユーザーの1人と口論に発展。その中で、当該ユーザーの在住県と氏名をTwitterに投稿し、故意に個人情報を流出させたことや、ユーザーを恫喝(どうかつ)するような書き込み内容が話題となり、大炎上に発展していました。
スプリックス側はこれについて、「極めて軽率な行動で弁解のしようもないもので、重ね重ねユーザーの中高生ならびに関係各位にお詫びいたします」と謝罪。当該ユーザーに対しては既に謝罪を行っており、担当者も減給処分にしたとしています。
また「ゴルスタ」をめぐっては、「運営を批判しただけでBANされる」「復帰には反省文提出が必要」など「運営方針が厳し過ぎる」といった批判もありましたが、これについては「ユーザーである『中高生の安心安全が最優先』であるとの運営方針ゆえのもの」と説明。そのうえで、細部の表現などについては「ご意見を真摯に受け止め、適宜見直しを検討いたして参ります」としています。
なお、今回公開された個人情報は、アプリを通じて取得したものではなく(ゴルスタはニックネームでの登録であり、本名の入力は不要)、以前当該ユーザーが「ゴルスタ」のリアルイベントに参加した際に取得したものでした。今後は再発防止策として、氏名を取得せずにイベントを実施する方法を検討していくとのこと。
「ゴルスタ」は、個別指導塾「森塾」や、自立学習塾「RED」などを経営するスプリックスが立ち上げたSNS・ライブ配信アプリで、「中高生限定」をうたい、昨今急激に利用者を増やしていました。なお、騒動以降ストアからアプリがダウンロードできない状態が続いていますが、既にダウンロード済みのユーザーは現在も引き続き利用できているようです。
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