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“日本の美しい女性像”はどう変わってきた? 奈良大学が変遷を再現した動画を公開

絵画などに見られる縄文~現代までのファッションを表現しています。デザイン監修は柘植伊佐夫さん。

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 奈良大学が、日本における女性の美の変遷を再現した動画「美し記」を公開しました。絵画や文学作品などから分かる、さまざまな時代で理想とされた女性のファッションに焦点を当てた内容になっています。

 奈良大学は国文学科、史学科、文化財学科など全学科で、「美しさ」について学際的に研究するプロジェクト「美し記~utsukushiki~」を実施。動画はその成果によるもので、「縄文~古墳」「奈良」「平安」「大正」「現代」という5つの時代における美しい女性像を再現しています。人物デザインを監修しているのは、大河ドラマ「龍馬伝」、映画「シン・ゴジラ」などの制作に関わった柘植伊佐夫さん。

 古墳~縄文時代はリーゼントのような髪型で、目の下に逆三角の赤いマークを入れており、奈良時代は額に花鈿(かでん)と呼ばれる紋様を入れた、厚手の白化粧。長い歴史の中で理想とされるファッションが大きく変わってきたことが分かります。

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現代の日本人女性が鏡張りのような部屋に入ると、服装や化粧が変化
埴輪などから再現した縄文~古墳時代。リーゼントのような髪型で、目の下には赤い逆三角のマーク。服装もよく見ると派手な色使い
薬師寺の「吉祥天女」などから再現した奈良時代。顔は全体的に白く、頬は赤く化粧しています。額の花鈿という紋様は、唐の風習が伝来したものだと言われています
「源氏物語」をモデルにした平安時代。1本に結んだストレートのロングヘアーに十二単、真っ白な化粧、大きな扇子などが特徴的です
谷崎潤一郎「痴人の愛」に登場するナオミを参考にした大正時代。ロングスカートを着用するなど、西洋的なファッションになっています

 また、制作過程を撮影したドキュメンタリー映像も公開。各時代の服装や化粧の特徴についての解説も収録されています。

マッハ・キショ松

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