「ハドソン川の奇跡」ジャパンプレミアで海老蔵がトム・ハンクスらを歓迎 「戦っている人に勇気を与える映画」
名俳優2人から「日本のジェームズ・ボンド」と呼ばれて照れる海老蔵さん。
9月15日、東京・有楽町で映画「ハドソン川の奇跡」のジャパンプレミアが行われました。主演のトム・ハンクスさん、アーロン・エッカートさんが登壇し、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが“日本を代表する役者”として2人を歓迎。映画に関するトークが展開され、さらにトムさんとアーロンさんには海老蔵さんからサプライズプレゼントが手渡されるなど、短い時間ながらも濃いトークセッションとなりました。
同作は、乗員乗客全員が無事に生還したことから日本でも有名な旅客機不時着水事故(USエアウェイズ1549便不時着水事故)をもとにした映画。原題はトムさん演じるチェスリー・サレンバーガー機長の愛称「SULLY(サリー)」で、ハドソン川への不時着水という“究極の決断”から突如として英雄となった彼の葛藤や、自らの信念に忠実でいる力強い姿が描かれます。日本では24日からですが全米では先週公開され、初登場1位の快挙を達成しました。
トムさんとアーロンさんに先立ち、まずは海老蔵さんが登壇。ハリウッドを代表する名俳優2人を迎える役割を担うことについて、「皆さまと同じように、私も興奮しております。光栄に思っております」と述べました。
続いて2人が階段上段より登場。それぞれ海老蔵さんと固い握手を交わし、トムさんは「今日は歌舞伎のメークじゃないから分からなかったよ。すごくかっこよくて、日本のジェームズ・ボンドと呼んでもいいんじゃないかな!」と称賛。アーロンさんも「ひと目で“才能がある”と分かる雰囲気のある人だ。ハリウッドに来ても活躍しそうだね! とてもパワフルで、自分たちは倒されてしまいそうだよ……彼は“ジェームズ・ボンド”だから!」と続け、当の海老蔵さんは「恥ずかしい、恥ずかしいです」と慌てていました。
海老蔵さんは「ハドソン川の奇跡」について、「“正しい”ということを世間に対して証明するのはとても難しいことで、(同作は)正しさに対して忠実でいる人、そして戦っている人に勇気を与える映画」だと語っています。サリー機長がたった1人で戦ったわけではなく、アーロンさん演じるジェフ・スカイルズ副機長をはじめとしたさまざまな人が周りにいたからこそ奇跡が現実になったということや、「(トラブル発生から着水までの)208秒で人生が変わってしまう」という機長のせりふが心の重く響き、深く感じ入ったそうです。
トムさんは同作の見どころとして、「救助に駆け付けた警察官、消防士、フェリーの船長など多くのプロフェッショナルたちがチームで協力し合い、それぞれの仕事を遂行したこと」を挙げ、「“助け合う”という精神を日本人の皆さんはよくお分かりだと思います。この映画はまさにそんな精神を描いている」と述べています。
アーロンさんは「トムさんが(見どころを)ほとんど言ってくださったのだけれど……(笑)」と付け加えた上で、「これはアメリカを代表する偉大な俳優であり監督のクリント・イーストウッドによる作品です。とある1人の英雄について語っているけれども、誰もが英雄になれると思う。この映画を通じて勇気とは何かを考えることができ、もちろん映像面でも楽しむことができる作品なので、ぜひとも見てほしい」と力強く語りました。
そしてトークセッションの最後には海老蔵さんから2人へサプライズプレゼント! 2人の名前が片仮名で印字されたちょうちんが手渡されました。トムさんは「アーロンの方が(片仮名のつづりが)随分長いね(笑)」と面白がっていました。
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