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豪動物病院「春の運転は速度落として」 死んだ母コアラ代わりにぬいぐるみに抱きつく子コアラの写真を公開

母コアラがクッションになってくれたのか、奇跡的に無事でした。

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 オーストラリアでコアラの母子が交通事故に遭い、母コアラが死んでしまう痛ましい事故が起こりました。事故の瞬間に母親の背に抱きついていたとみられる子コアラは奇跡的に無傷で見つかり、現在動物病院で保護を受けています。

奇跡的に助かりました (画像はAustralia Zoo Wildlife HospitalのFacebookより

 シェインと名付けられたオスの子コアラは、母コアラから20メートル離れた地点で発見されました。母コアラは時速70キロで走っていた自動車に跳ねられて即死でした。事故対応に当たったAustralia Zoo Wildlife Hospitalは、シェインはまだ生後9カ月で自力では1日生き延びることすらままならないため、すぐに保護できたことは不幸中の幸いだったとしています。母親を失ったシェインには、精神的ショックを和らげるため母コアラに見立てたぬいぐるみがプレゼントされました。同動物病院のFacebookでは、シェインがぬいぐるみの背に抱きつき、休んでいる姿が掲載されています。

ぬいぐるみに寄り添うシェイン。まだまだお母さんに甘えたい年頃です…… (画像はAustralia Zoo Wildlife HospitalのFacebookより

 同動物病院は9月19日に事故に寄せたプレスリリースを発表しました。リリースでは今回の事故が残念ながらまれなケースではなく、月に70~80匹のコアラが運び込まれていることが記されています。また、オーストラリアで気候が暖かくなる8月から2月にかけては動物たちが活発になり車道への飛び出しも増えるため、ドライバーたちには特に注意して、速度を落として運転してもらいたいと呼びかけています。

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病院が公開したシェインの動画

 なお、シェインは授乳期を過ぎて十分に成長したら、元いた自然に帰れるよう訓練を受ける予定とのこと。しっかり大きくなって、お母さんの分まで元気に長生きしてもらいたいですね。

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