ニュース

「将棋ソフト不正使用の疑い」に三浦九段が反論 「適正な手続きによる処分とは到底言い難い」

騒動をめぐって年内の出場停止が決まっていました。

advertisement

 対局中に将棋ソフトを不正に使用した疑いが持たれていた三浦弘行九段が、疑惑を否定する反論文書を公表しました。弁護士を通じて報道各社に発表されたもので、毎日新聞に全文の書き起こしが掲載されています。

三浦弘行九段(日本将棋連盟公式サイトより)

 三浦九段は「対局中に不自然な離席が多い」などの理由から対局中に将棋ソフトを不正に使用した疑いの声があがり、騒動をめぐって日本将棋連盟から年内の出場停止処分が下っていました(処分は「将棋ソフトの不正使用」に対してではなく、「疑いを持たれたままでは対局できない」とした三浦九段が期限内に休場届を出さなかったことに対してのもの)。

挑戦者に決まっていた第29期竜王戦を含む全ての対局で出場停止に

 三浦九段は文書で「全くの濡れ衣」「私がこれまで対局中に将棋ソフトを使用していたことは一切ありません」とあらためて疑惑を否定。離席時は将棋会館内の休憩室で体を休めていたなどと説明しています。

advertisement

 三浦九段への調査は11日に行われ、三浦九段が休場の意向を示したものの翌12日15時までの期限内に休場届が出されなかったとして処分が下されていました。一方、三浦九段は11日から12日にかけて、将棋連盟に対して自身のPC、スマートフォンの全アプリを撮影した画像を自主的に提出していたとのこと。連盟に対してそれら資料の精査や離席時にコンピュータと指し手の一致率が高いことを示す証拠の提出を求めたものの、連盟は要求に応じず一方的に出場停止処分を下したとして、「適正な手続きによる処分とは到底言い難い」と主張しています。

 将棋連盟はこの件に関して追加調査は行わない方針を発表していますが、三浦九段は「今後も連盟の調査に最大限協力するつもりです。そのことにより、私にかかった疑惑が晴れると信じています」とコメントしています。

たろちん

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに……衝撃の経過報告に大反響 2024年に読まれた生き物記事トップ5
  2. ryuchellさん姉、母が亡くなったと報告 2024年春に病気発覚 「ママの向かった場所には世界一会いたかった人がいる」
  3. 【ハードオフ】2750円のジャンク品を持ち帰ったら…… まさかの展開に驚がく「これがジャンクの醍醐味のひとつ」
  4. 「どういうことなの!?」 ハードオフで13万円で売っていたまさかの“希少品”に反響「すげえ値段ついてるなあ」 
  5. 巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに…… 衝撃の経過報告に「死なないで」
  6. 「脳がバグる」 ←昼間の夫婦の姿 夜の夫婦の姿→ あまりの激変ぶりと騙される姿に「三度見くらいした……」「まさか」
  7. 【今日の難読漢字】「手水」←何と読む?
  8. 「衝撃すぎ」 NHK紅白歌合戦に41年ぶり出演のグループ→歌唱シーンに若年層から驚きの声 「てっきり……」
  9. 知らない番号から電話→AIに応対させたら…… 通話相手も驚がくした最新技術に「ほんとこれ便利」「ちょっと可愛くて草」
  10. 「見間違いかと思った」 紅白歌合戦「ディズニー企画」で起きた“衝撃シーン”に騒然「笑った」「腹痛い」