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踏切で一時停止した車にトラック運転手が激高、鈍器でドアガラスを殴る動画が拡散中 会社側は非を認めて謝罪

動画撮影者にけがはありませんでした。

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 12月2日10時30分ごろ、愛知県名古屋市内の国道を走行していた車が、踏切前で一時停止したところ、後続のトラックにクラクションを鳴らされたうえ、ハンドルロックで車両に傷を付けられるという事件が発生。運転手がその一部を撮影、Twitterに投稿し波紋を呼んでいます。

激高し、ハンドルロックでガラスに傷をつけるトラック運転手(画像は編集部で加工しています)

 問題となっているのは、ブロガーでTwitterユーザーのオトモレ(@otomore01)さんが投稿した39秒の動画ツイート。高齢のトラック運転手が、オトモレさんの車のドアをガチャガチャと揺さぶりながら「降りてこい」と激高しています。さらにトラック運転手は、オトモレさんの車の運転席側ドアガラスにトラックから持ち出した「ハンドルロック」(車両盗難防止用の車用品、その多くは鉄製)を振り下ろし、傷をつけて立ち去りました。

ドアを激しく揺さぶるトラック運転手(画像は編集部で加工しています)

 オトモレさんのブログによると、トラブルの発端は、オトモレさんが車線の減少に伴い問題のトラックの前に入ったこと。国道302号と名鉄・瀬戸線の交差踏切に差し掛かかり、オトモレさんが一時停止したところ、トラックが大きなクラクションを鳴らして驚いたといいます。

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 その後もしばらくの間、車間を詰めるなどの嫌がらせを受けた末、トラックの運転手がハンドルロックを片手に降車。オトモレさんの車に詰め寄ってきたそうです。

再びハンドルロックをガラスにぶつけるトラック運転手(画像は編集部で加工しています)

 編集部の取材によると運転手は「お前の前が空いているのにトロトロ走っていた」とオトモレさんに話していたとのこと。事件発生後、オトモレさんは警察を呼び、事情を話したそうですが、この時は車両にキズがついていることを発見できませんでした。しかし後に傷を発見したため申告し直そうとしましたが、「一度キズがないと処理している以上器物損壊に変更はできない」とのことで、これ以上の警察の事件介入は断念しました。

枠で囲ったところに小さく白い傷(欠け)がある

 その後オトモレさんは警察や弁護士などに相談のうえ、直接運送会社に連絡。代表からの謝罪を受けたうえで、修理費の弁償などについて交渉し、12月5日付けで修理費が振り込まれたそうです。

故意に車に傷をつけたのに立ち去るトラック運転手(画像は編集部で加工しています)

 本件について、運転手がかぶっていた帽子のロゴマークから関連があるのではとネット上でささやかれていた日立物流に取材を申し込んだところ、すでに「一般窓口へ動画に関する問い合わせが寄せられたことから事実関係を調査を進めていた」と回答。動画に写っているのは、日立物流から仕事を孫請けしている会社の社員であると明かしました。

 そしてそのトラック運転手の勤め先にも取材を申し込もうとしましたが、連絡がつきませんでした。

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ハンドルロックとはこんなもの(Googleの画像検索より)

 実際のところ、トラックの運転手がどのような理由からこうした行為に及んだのかは運転手本人にしかわかりませんが、けが人が出なかったことは不幸中の幸いといえるかもしれません。

12月7日追記

 オトモレさんから、相手会社側と和解したとの連絡がありました。これに伴い、近くツイートは削除するとのことです。

画像提供:オトモレ(@otomore01)さん

(Kikka)

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動画 | 修理 | Twitter | 警察 | トラブル

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