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DeNAがキュレーションメディア騒動で記者会見 相談窓口の設置を発表、創業者の南場さんは「ただただ申し訳ない」

WELQを始めとしたキュレーションメディアが炎上していた問題で会見を行いました。

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 DeNAは、WELQを始めとした同社が提供するキュレーションメディアが炎上した問題について、記者会見行い謝罪した。また、先日発表していた第三者調査委員会とは別に社員で構成されるプロジェクトチームを立ち上げ、全社を対象とした調査を行うと同時に、別途相談窓口を置くことも発表した。

会見に登壇した3人。左から、執行役員 経営企画本部長・小林賢治さん、代表取締役社長兼CEO・守安功さん、取締役会長・南場智子さん

 DeNAは、第三者調査委員会とプロジェクトチームの異なる観点に基づく2種類の調査から、会社全体に潜在している課題・問題につながる社内風土・文化の洗い出しを徹底して行い、その報告を真摯に受け止めるとしている。また、記事の盗用が行われたことに関連して相談窓口を設置し意見や問い合わせなどとともに、権利者からの相談を受け付けている。第三者委員会に関しては、1週間程度でメンバーを選定し、2~3カ月のタイムスパンで報告書を出したい意向だという。

 今回の一連の騒動の原因について、DeNA代表兼CEOの守安功さんは「業績が低迷するなかでゲーム事業以外にもいろいろなトライを続けたが、期待通りの結果は得られなかった。iemo、MERYを買収した際に、スタートアップの良さを失わず成長させたいという思いがあったが、うまくバランスが取れなかった」と語り、「経営者の技量が足りなかった」と自身の責任に言及。また、記事作成プロセスについても、「記事の責任を負う者が明確ではなく、不適切・不明確な記事が掲載されやすい状況にあった。管理体制を構築できていなかった」と説明している。

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守安功さん

 DeNAの創業者であり取締役会長を務める南場智子さんは、今回の騒動について「ただただ残念で申し訳ない。現場のミスは0にならないものだが、管理監督体制を整えるべきだった。自ら過ちに気付き是正する機能を強化するべきと考えている」と語った。また、批判が企業風土や文化などに及んでいることにも言及し、「他の事業も問題がないわけではない。内部通報や内部監査によって不適切な運営・業務が行われていれば是正される仕組みになっている。しかし、外部から指摘を受けるまで是正できなかったという点については、今後しっかり正さなければならない」としている。

南場智子さん

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