加藤諒の華麗なる“顔力”も健在 舞台「パタリロ!」のハチャメチャかつ耽美な世界に浸ってきた
公演は12月25日まで。2018年春には第2弾公演も決定。
魔夜峰央さんの人気漫画を原作とした舞台「パタリロ!」が12月8日、紀伊国屋ホールで開幕しました。既に公開されていたビジュアルで、主人公・パタリロを演じる加藤諒さんのハマり具合や顔力が話題となっていましたが、今回は気になる舞台(ゲネプロ)の様子をお届けします。パタリロやバンコランらが原作さながら舞台狭しと動き回る、ハチャメチャかつ耽美な内容に仕上がっていました。
主人公のパタリロは、優れた頭脳を持ちながらも、その破天荒すぎる行動で周りを振り回すマリネラ王国の王子。“顔力”に定評のある加藤さんは、くるくる変わるさまざまな表情とダイナミックな動きやダンスでパタリロになりきって観客の目を釘付けに。また、「パタリロ!」といえば、バンコランとマライヒら“耽美”な美男たちの姿も見どころですが、こちらもたっぷりと麗しいシーンが楽しめます。
ゲネプロに先がけて行われた囲み取材には、パタリロ役の加藤諒さん、マライヒ役の佐奈宏紀さん、バンコラン役の青木玄徳さん、小林顕作さんが出席。
好きな場面を聞かれた加藤さんがあげたのは、マライヒとバンコランのシーン。「バンコランとマライヒの愛って純粋で、見ててすごいドキドキしちゃう。すっごいおすすめです」と力強く推しました。青木さんは「埼玉県民ならではのくだり。僕自身も埼玉県民なので」と、魔夜先生の別作品のテイストが入ったところをおすすめ。佐奈さんは「一番大変なんじゃないかと思う」と、魔夜峰央さんの世界を演出するスペシャルエキストラ「魔夜メンズ」の働きぶりをあげていました。
「この作品の中心に立っていることが奇跡的にフィットしている」(青木さん)、「パタリロは加藤諒くんしかいないと思うぐらいそっくりで、役にはまっている」(佐奈さん)、「どう考えてもいい子なので、彼が彼らしくいる現場があれば、周りの人はついていく」(小林さん)など、座長ぶりを皆から絶賛され、うれしそうにしていた加藤さん。最後、自身が思う今年を表す漢字一文字は、と聞かれると、「“美”とでも言っときましょうかしら!」と華麗なる発言。「今年、美しい景色を見せていただいたり、美しい人たちと触れ合ったりして、そして、最後のこの『パタリロ!』。耽美の世界ですから、有終の美を飾りたいと思います」と締めくくりました。
舞台「パタリロ!」は12月25日まで上演予定。2017年4月28日にはDVDが発売されます。また、2018年春には第2弾の公演が開催されることも決定しました。
なお、今回の公演の千秋楽の翌日の12月26日には、加藤諒さんのカレンダー「加藤諒の福笑いカレンダーー恋する未来2017」発売記念イベントが開催。パタリロ殿下に扮(ふん)した加藤さんと2ショットの写真撮影ができるプレミア特典付き。殿下のお姿だけでも拝見したいと望む人は、こちらのイベントに足を運んではいかがでしょう。
(田下愛)
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