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Facebook、「偽情報」対策を強化 第三者の評価をもとに怪しい情報を目立たぬよう処理
うたがわしい投稿をシェアしようとすると警告が。
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Facebookが「偽情報」問題に対策する取り組みを、ブログで発表。投稿をユーザーや第三者組織が評価し、うたがわしいものはニュースフィードの下方に表示させるといった仕組みが計画されています。
説明動画
投稿の右上にあるボタンから開けるメニューに、「It's a fake news story(これは偽情報です)」を追加。ユーザーは内容がうたがわしいと判断したら、その投稿がデマであると運営へ報告できます。
第三者機関として、国際的なジャーナリズム組織「Poynter」も協力。FaceBookが同団体へ、投稿の事実確認を依頼する仕組みを作るとしています。チェックの結果、偽情報とされた投稿には「Disputed(係争中・怪しまれている)」とマークされます。
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マークされた投稿は削除や非表示といった処理こそされないものの、ニュースフィードの下方に表示されたり、閲覧者がシェアする際に「怪しい」と警告が出たりといったペナルティが。また、広告やプロモートの対象からも外されます。
閲覧回数のわりにシェアされていない記事は虚偽の可能性が高いと判明したことから、それを基準に表示の優先順位を調整することも検討。営利目的で偽情報を流すドメインの、広告ネットワークからの排除も計画されています。
FaceBookのニュースフィードには虚偽あるいは偏向した情報が散見され、海外メディアでは大統領選にまで影響を及ぼしたのではと批判も。これを受けて、マーク・ザッカーバーグCEOも今回の計画を語り、大手SNSとしての責任を果たす決意を表明しています。
(沓澤真二)
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