ディファ有明、2018年6月末をもって営業終了へ　Twitterには「さみしい」の声多数

　東京・江東区の多目的スペース「ディファ有明」が2018年6月末をもって営業を終了すると公式サイトで発表した。

　公式サイトによるとディファ有明は会場の建物を賃借し、2000年7月からイベント会場業を行ってきたとのこと。建物定期賃貸借契約が、2018年6月末に期間を終了するため、貸主に対してに期間満了後の再契約を願い出たところ「会場建物は老朽化が進んでいるため期間満了後解体し、再契約は予定していない」と交渉は決裂した。

　その後営業を継続するための方策を検討したものの、現在の会場建物と同等の物件を確保することが困難であるため、2018年6月末をもって営業を終了せざるを得ないとの結論に至ったと経緯を説明している。

　これまでコンサート会場やプロレス、格闘技などのイベント会場として親しまれてきたディファ有明。17時ごろには「ディファ有明」がトレンド入りし、ファンや利用者らから「さみしい」「いけてよかった」「閉鎖されたらどこでライブをやればいいのか」といった声が上がっている。

ディファ有明「営業終了のお知らせ」全文

　謹啓、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

　日頃ご愛顧を賜り厚くお礼申し上げます。

　さて、弊社は、会場建物を賃借して2000年7月からイベント会場業を営んで参りましたが、現在の建物定期賃貸借契約は、2018年6月末日に期間が満了します。

　そこで弊社は、貸主様に期間満了後の再契約をお願いいたしておりました。しかし、貸主様によれば、会場建物は老朽化が進んでいるため期間満了後解体し、再契約は予定していないとのことでした。

　弊社は、営業継続の方策を検討いたしましたが、他に会場建物と同等の物件を確保することは困難であるため、2018年6月末日をもって営業を終了せざるを得ないとの結論に至りました。

　皆さまには18年の長きにわたりご愛顧を賜り厚くお礼申し上げるとともに、営業終了までは、社員一同皆さまご満足いただけるよう努力する所存でございますので何とぞご了承の程お願い申し上げます。

　末筆ながら、皆さまのますますのご繁栄をお祈り申し上げます。敬具

（Kikka）