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ドッグフードに安楽死用の薬品が混入 アメリカで悲しい自主回収が発生

被害にあった犬は5匹。うち1匹は死んでしまいました。

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 動物の安楽死に使用される薬品がドッグフードに混入したとして、アメリカのペットフード会社「エヴァンジャーズ」が主にアメリカ国内で流通した製品の自主回収をすると発表しました。同社は82年の歴史がある老舗で、自主回収が行われるのは初。

 問題の製品「Hunk of Beef」は年間約100万缶を売り上げている同社の看板製品で、少なくとも200匹の犬がすでに回収対象のロットから食べてしまったと見られています。現在のところ問題が報告されているのは1世帯のみ。大晦日に「Hunk of Beef」を食べた5匹の犬が体調を崩し、そのうち1匹が死んでいます。回収対象の「Hunk of Beef」の商品番号は次の通り――「1816E03HB, 1816E04HB, 1816E06HB, 1816E07HB, 1816E13HB(賞味期限は全て2020年6月)」。

 同社が問題を把握したのは1月2日。会長のHolly SherさんがInstagram上で話題になっていたのを見て、すぐに本格的な調査を開始しました。調査によると、混入してしまった薬品は“ペントバルビタール”。ペントバルビタールは獣医により厳密に管理されている薬品ですが、動物への使用歴を届け出るよう定めた法律がありません。そのため、ペントバルビタールを与えられた動物が、ドッグフードの原料に使われてしまったと見られます。

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被害にあったMaelさんのパグちゃん

 同社は問題のあったロットを担当していた業者との契約を解除。被害にあった犬の飼い主であるMaelさんと連絡を取り、治療費を負担するとしています。また、死んでしまったパグのTalulaちゃんをしのび、地元の動物シェルターに寄付をするそうです。さらに、今後の調査結果については継続して公開していくことも約束しています。

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