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アニソン専門の定額配信サービス「アニュータ」開始 5万曲超が月額600円、企業の垣根を超えたラインアップ

アニメ作品名での検索といったアニソンサービスならではの機能も。

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 世界初となるアニメソング(アニソン)専門の定額配信サービス「ANiUTa(アニュータ)」が、3月24日にスタートした。約2万曲のサブスクリプション初解禁楽曲を含む5万曲以上のアニソンが専用アプリから月額600円で聴き放題となる。iOS版はApp Storeから、Android版はGoogle Playからダウンロード可能。

「アニュータ」

 運営企業は「株式会社アニュータ」。フライングドッグやエイベックス・ピクチャーズ、KADOKAWAなどアニソンを扱うレコード会社・関連企業10社が新たに設立した会社だ。そのためアプリの配信曲もアーティストの所属事務所や発売元を横断して網羅しており、1つのサービスであらゆるアニソンを聴ける利便性の高さが特色となっている。スタート時の主な配信作品は次の通り。

 「あんさんぶるスターズ!」「Wake Up, Girls!」「おそ松さん」「ガールズ&パンツァー」「艦隊これくしょん -艦これ-」「キラキラ☆プリキュアアラモード」「けいおん!」「進撃の巨人」「涼宮ハルヒの憂鬱」「創聖のアクエリオン」「Free!」「マクロスΔ」「マクロスF」「らき☆すた」「ラブライブ!」「ラブライブ!サンシャイン!!」「ユーリ!!! on ICE」(※五十音順、他多数)。

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 アーティスト名や楽曲名だけでなく、アニメの作品名で検索できるアニソンサービスならではの機能も備える。今後は配信楽曲を増やすほか、テレビアニメ放送とリンクした先行配信や声優のコラボ楽曲など、アニュータ独自のコンテンツを配信する予定だ。会員特典としてコンサートチケット優先予約販売、グッズ販売などアニソンを基軸にしたサービスも行う。

「アニュータ」アプリiOS版の画面

 24日の記者発表会で、サービスを立ち上げた背景についてフライングドッグ代表・佐々木史朗氏は、「世界中ではサブスクリプションサービス(定額配信サービス)が主になってきています。日本の10代の方はCDは買わなくなってきているけれど、アニメは好きだという人は多い。そういった人に届けたいという思いから設立しました。アニソン好きの人口が減ることが一番怖いですから」と説明。

 利用料がアーティストへ還元されるモデルについては、「通常のサブスクリプションサービスは配信数が3000万曲などですが、アニュータは5万曲。それでもその全てが100%アニソンとなっているので、アーティストへの配分率は通常のサブスクリプションサービスよりも多くできる可能性を秘めている、と考えています」と答えた。

 現在サービスの利用は国内のみだが、今後は需要が大きいとみられる海外への拡大も2017年度末までに目指す。「あくまで夢の話ですが、『アニュータ』主体のアニソンイベントのワールドツアーもやれたらいいですね」と佐々木氏。早速5月13日に東京・代々木でアニュータライブ2017「あにゅパ!!」を開催する予定だ。

プロジェクトの参画企業

  • フライングドッグ
  • エイベックス・ピクチャーズ
  • KADOKAWA
  • サンライズ音楽出版
  • 東映アニメーション音楽出版
  • 東宝
  • フロンティアワークス
  • ポニーキャニオン
  • マーベラス
  • ランティス

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