こち亀が「けものフレンズ」を扱ったら？　もしもの妄想漫画に「あるある」「完全にこち亀だ」の声

　両さん「日本で知らないのはもはや部長だけです」――もしも“こち亀”が「けものフレンズ」を扱ったら？　という妄想漫画の完成度が高すぎました。

　大原部長が「けものフレンズ」を知らないという事実に驚く、両さんと中川と麗子の3人。そこで両さんが2人の主役「サーバルちゃん」「かばんちゃん」を紹介し、部長の「よくある美少女アニメじゃないのか？」という質問にも「そこです、そう思うでしょう」「私も観るまではそう思ってました」と共感しつつ、作品内に散りばめられた謎があることや考察ポイントも紹介。

　さらには一時期流行った魔法少女モノ（※恐らく「まどマギ」）と比較しつつ、「これはキャラ達はほのぼの！　しかしその陰に潜む不穏を視聴者は感じる、そこに魅かれるんです」とやたらと熱の入った説明をする両さんですが、いろいろと詳しいマニアな両さんだけに違和感がありません……。

　また部長が孫に「けものフレンズ」のDVDをせがまれてしまったという流れから、貸す代わりにお金を要求しようとする両さんや、「いい加減にしろっ」と反撃されて「わかりました！明日ダビングして持ってきますよ！」となる展開もそれっぽいです。あと警察官なのにさり気なく触法行為をしようとしているのもいかにもこち亀っぽい（？）。

　そして部長への復讐のため両さんが作ったのは、“お下劣ビデオ”を編集して作った「ゲテモノフレンズ」のDVD（いろいろな意味で危ない）。これをニヤニヤと渡す両さんに、「反省したんだ」とお金を渡そうとする部長との気まずいやり取りがまた既視感を感じさせます。

　その後、帰宅した部長が孫とDVDを再生した結果はお察しの通り。最後は、殺気しかない部長「あの大バカ野郎のフレンズはどこだ」からの、中川「サンドスターの調査をしにジャパリパークへ行くと…」というきれいなオチへ。部長が服装も含め軽くフレンズ化しているのがさすがです……！

　投稿したのはTwitterユーザーの阿東 里枝（@tanimikitakane）さん。以前には「けものフレンズをバトル漫画にしてみた」漫画を投稿して話題に。今回のこち亀風漫画内のキャラクター紹介では、その“炎を操るかばんちゃん”と“炎を恐れぬケモノ”サーバルちゃんの1コマが使われていました。こっちの漫画も面白さしかなかった。

　Twitterでは「すごい」「完全にこち亀だ」「素晴らしい」と驚きと称賛の声が上がっていて、中には「両さんのおかげで見たくなってきた」とフレンズ化へと1歩進んだ人の声もみられました。

画像提供：@tanimikitakaneさん

（宮原れい）