「インスタ映え(インスタジェニック)」はSNS時代が生み出した新たな写真の評価基準:ねっと用語知ったかぶり
インスタ映え=概念、的な。
たまに見かけるネット用語を、勝手に知ったかぶりで解説する「ねっと用語知ったかぶり」。今回は「インスタ映え(インスタジェニック)」をご紹介します。
インスタ映え(インスタ-ばえ)/インスタジェニック(Insta-genic)
インスタ映えとは、「Instagram」と「写真映えする」という意味を合わせた造語で、Instagram上にアップすると映える被写体や出来事などを指します。同じ意味で「インスタジェニック」と呼ばれることも。
インスタ映えするものには2種類あるといわれています。ひとつは食べ物やスイーツなどの「見た目が美しい写真」、もうひとつは「写真映えするイベントなどに行って楽しんでいる写真」です。
「見た目が美しい写真」については、単においしそうなスイーツや食べ物というだけではなく、形がかわいい、キュートなものなども含まれています。最近では、テレビや雑誌などでも「インスタ映えする○○」と紹介されるものも増えているようです。
もうひとつの「写真映えするイベントなどに行って楽しんでいる写真」については、例えばフェスやイベントに行ったり、思わず写真を撮りたくなるような絶景スポットへ行った時に撮った写真のことを指します。日常を離れた場所で写真を撮ってInstagramに投稿することは、「イケてるイベントや場所に行った」ことで自分がリア充であることをアピールできるのだそうです。
人はなぜインスタ映えするものをアップしたがるのか。それは、ユーザーの「写真を見た人から“いいね!”をもらいたい」欲求が大きいからと言われています。きれいなもの、かわいいもの、ステキなイベントの写真を見たら、思わず反応したくなりませんか? それは写真を投稿したユーザーも同じで、せっかくInstagramにアップするんだから反応がありそうなものを出したい、そして“いいね!”をもらいたい、と思っているのです。かわいいは正義。間違いない。
使い方例
例1:こないだインスタ映えするドーナツあって思わず撮っちゃった!
例2:インスタジェニックなイベントに行ってきたよー。マジ最高。
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