「ラブライブ！サンシャイン!!」の実写化動画が予想以上にカオス　がんこちゃんの制作が協力するガチっぷり　

　テレビアニメ「ラブライブ！サンシャイン!!」が、エイプリルフールに予想外の実写映像化を発表（関連記事）。15分の本編動画をYouTubeにて公開しています。これは予想以上にカオス……！

　まず衝撃を受けるのは、人形劇での実写化であること。そしてそのクオリティーが異様に高いことにダブルで驚きます。人形の動きから背景のセットまでかなり凝っていて、「どうしてここで本気を出した……」と思わずにはいられません。

　物語は、3人の“女の豚（とん）”がオオカミ（シーラカンス）に追われながらわらや木の家に逃げるという、「3匹の子豚」のような展開からスタート。ちなみに最初から女の子たちの鼻が“ブタの鼻”なので、かなりシュールな感じです。

　さらにその後も、亀（シーラカンス）を助ける（？）という「浦島太郎」風な流れから竜宮城へ行くと思わせて、スクールアイドルになるため「めだかの学校」へ向かうというゴリ押し展開に。そしてめだか（シーラカンス）が泳ぐ海で乙姫に入学許可を得た女の子たちは、一緒にダンスすることでスクールアイドルへの第一歩を踏み出したのであった。……どういうことなの？

　続く「かちかち山」的な流れから泥舟で（！）鬼ヶ島へ向かった3人は、そこで待っていた鬼（シーラカンス）と戦う「桃太郎」的な熱い展開に。燃え上がる炎のオーラをまとって行われた一騎打ちでしたが、突然の“キス”で勝利するという謎の結末へ。

　その後、シーラカンスから光があふれて女の子になると、すぐさまメンバーに勧誘するという強引さをみせる“スクールアイドル”。

　そして最後はみんなが登場して一緒に歌うのですが、怒涛（どとう）の展開に感情が追い付かないというよりは、ツッコミが追い付きません。ただ一点、ルビィちゃんがシーラカンスというのは分かった。

　既に約13分経過していますが、ここでようやく夢から覚めるシーンへ。夢オチでよかった……と見せかけて、今度は実写の海に現れるシーラカンス。そのままタイトルコールへと移行すると、画面には「シーラカンス！サンシャイン!!」の文字が。いろいろと完全にだまされた……！

　なお今回の制作には「ざわざわ森のがんこちゃん」など、NHKの人形劇番組でおなじみの「スタジオ・ノーヴァ」が協力。エンディング映像も全て人形を使って表現していて、映像クオリティーはウソなしの本物となっています。

（宮原れい）