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乗客を強制的に降機させ物議を醸したユナイテッド航空 「不本意な乗客を降ろさない」など対応変更を発表
年内に10種の再発防止策を講じる方針。
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米国ユナイテッド航空3411便で、アジア系男性が強制的に降機させられた問題を受け、同社が利用者への対応を改めることを明らかにしました。年内に10種の対策を講じ、再発防止に努めるとしています。
ユナイテッド航空3411便で4月9日、オーバーブッキング状態になり乗務員の座席が確保できないトラブルが発生。利用者に対し自主的に降機するよう求めましたが、誰も応じなかったため、69歳のアジア系男性ら4人がランダムに選ばれました。男性は翌日、仕事があることを理由に拒否しましたが、暴力的に引きずり降ろされ負傷。そのもようを撮影した動画がネット上に公開され、物議を醸していました(関連記事)。
この一件に関する調査を行った同社は27日、「安全性の問題が無い限り、不本意とする利用者を飛行機から降ろさない」「自発的な降機に対する報酬を1万ドル(約110万円)に引き上げる」「オーバーブッキングの発生を減らす」など10種の対策を発表。すでにいくつかの取り組みがスタートしており、残りも年内に実行される予定です。最高経営責任者であるオスカー・ムニョス氏は「今回のような出来事を二度と起こさないことを確かにする、具体的で意味のあるアクション」だとしています。
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なお、一部報道によると、ユナイテッド航空は、降機をめぐるトラブルにあったアジア系男性と和解したとのこと。
(マッハ・キショ松)
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サイバー攻撃によるものではないとしています。
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