ニュース

北朝鮮のミサイル発射などを伝える「Jアラート」、第1報から避難を呼びかけるなど運用方針が変更

発射から10分以下で、国内に落下する可能性も。

advertisement

 政府は5月9日、弾道ミサイル発射が確認された際にすべき行動をまとめたPDF「弾道ミサイル落下時の行動について その1その2」をサイトで公開しました。これまでは弾道ミサイル発射を伝える緊急情報「Jアラート(全国瞬時警報システム)」が鳴った場合、第一報でミサイル発射を知らせ、第二報で屋内避難を求めるという運用でしたが、今回公開されたものでは、第一報から屋内避難を呼びかける内容に改められています。

秋田県で開催された避難訓練の資料。屋内避難を求めるのは、第2報でした

 「Jアラート」は、津波、噴火、テロなどに関する緊急情報を、政府から住民へ伝えるシステムで、これまでに北朝鮮が弾道ミサイルを発射した際にも活用されたことがあります(関連記事)。3月に同システムなどを使い、秋田県男鹿市で行われた避難訓練では、ミサイル発射情報を伝達したのち、続報で屋内避難を呼びかける段取りになっていました。しかし、今後は最初の伝達の時点で避難を求める内容に。また、避難先は単なる屋内ではなく、頑丈な建物や地下施設内に改められるとのこと。

 内閣官房・国民保護ポータルサイトによれば、北朝鮮の弾道ミサイルが飛来するまでにかかる時間は極めて短く、10分以下の可能性も。頑丈な建物、地下施設は、爆風や破片による被害を避ける際に有効で、できるだけ避難するべきだとしています。

advertisement
落下までにかかる時間は発射場所などにもよりますが、昨年2月7日に発射された弾道ミサイルは、約10分で沖縄県先島諸島上空を通過しています(画像は国民保護ポータルサイトより)
できるだけ頑丈な建物や地下に避難し、窓から離れるなどの対応を(画像は国民保護ポータルサイトより)

マッハ・キショ松

関連キーワード

避難 | 北朝鮮 | ポータル | 内閣

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  4. 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  5. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  6. 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  7. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  8. 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  9. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  10. 「釣れすぎ注意」 消波ブロック際に“カツオを巻いた仕掛け”を落としたら…… 驚きの結果に「これはオモロい!!」「こんなにとは」