ニュース

「007」3代目ジェームズ・ボンド、ロジャー・ムーア永眠に世界中で悲しみの声広がる

「最高のジェームズ・ボンド」とピアース・ブロスナン。

advertisement

 3代目ジェームズ・ボンドを独特のエレガンスとユーモアにあふれたキャラクターとして作り上げた英俳優のロジャー・ムーアが5月23日、89歳で永眠しました。家族によると、「スイスで、がんとの短くも勇敢な闘いの末に亡くなった」とのこと。ファンから映画関係者まで悲しみが広がっています。

子どもたちに愛されていた父親であったことが伝わります

 「007」シリーズのInstagramでは、ボンドを演じていたムーアの画像とともに同シリーズのプロデューサー、マイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリのコメントを投稿。「スクリーン上では、彼は桁違いの才能とカリスマ、ユーモアでジェームズ・ボンドのキャラクターを再構築しました。私生活上では真のヒーローで、ユニセフ親善大使として子どもたちの苦痛を和らげるために身を捧げました」と公私ともに尊敬すべき人物であったこと、彼の家族を気づかう言葉を贈りその死を悼んでいます。


騎士の称号も持つムーア(画像は007のInstagramから)

 さらに同アカウントはムーアと現ボンドの英俳優ダニエル・クレイグとの1枚も投稿。「Nobody Does It Better―愛を込めて、ダニエル」と添えられたコメントはSNSアカウントを持たないクレイグからの追悼のよう。短いですが、ムーアが主演した「私を愛したスパイ」の主題歌であると同時に、誰もムーアのようなボンドを演じられないと称える意味も込められたメッセージです。

advertisement

いつもクールなクレイグが少し緊張? (画像は007のInstagramから)

 また、5代目ボンド俳優のピアース・ブロスナンもムーアとの2ショットを投稿。「あなたは僕の人生を大きく占めていた、最高のジェームズ・ボンド。そして僕を導いてくれた。あなたと、その独特のユーモアのセンスを失い世界はとてもさびしくなる」とムーアが自身に与えた影響と、彼を失った悲しみをつづっています。


どちらもとてもエレガントなボンドでした(画像はピアース・ブロスナンのInstagramから)

 さらに、ブロスナンの最初の配偶者で1991年に亡くなった女優のカサンドラ・ハリスとムーアとの美しいショットを「サー・ロジャーとキャシーの思い出を、彼のお子さん、お孫さんのために」と投稿。ハリスは「007 ユア・アイズ・オンリー」でボンドガールに選ばれ、ムーアと共演していました。


何よりブロスナンにとって思い出の詰まった1枚(画像はピアース・ブロスナンのInstagramから)

 また、英俳優マイケル・ケインもTwitterで「今日は古く親しい友人の1人、ロジャー・ムーアを失って悲しみに暮れている。私の世界は2度と以前と同じようにはならないのだ」と悲しみをつづっています。ケインはムーアと「ダブルチェイス 俺たちは007じゃない」で共演し、親しい交流があった俳優の1人でした。

オスカーでムーア、ショーン・コネリーと3人一緒にプレゼンターを務めたことも

 家族の声明によれば、葬儀はモナコで、身内だけでひっそりと執り行われるとのことです。

関連キーワード

訃報 | 007 | 俳優

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「言葉が出ない」 TDL「スペース・マウンテン」現在の状態は…… 変わり果てた“衝撃的な姿”が423万表示
  2. 「やりすぎだろ」 M-1王者が通販サイトでの「非公式グッズ」販売に抗議…… 運営謝罪「申し訳ございませんでした」
  3. パパに娘を任せて風呂から先に出たママ、ふと浴室を振り返ると…… 衝撃展開が400万表示「ホラーすぎ!」「うちの子も……」
  4. 藤本美貴、“豪華なクリスマス夕食”公開 2枚目には夫・品川庄司の“激変した姿”も……「一瞬びっくりした」
  5. ホロライブ・鷹嶺ルイ、クリスマスイブに“悲しすぎる理由”で配信を終了し泣く 「そんなことある?」「悲しいエンディングでしたね…」
  6. 生え際が後退し、数年髪を切ってない男性を理容師がカットしたら…… 驚がくの大変身が1400万再生「彼の人生まで変えちゃった」「すごすぎて涙出た」【米】
  7. 辻希美の長女・希空、“完成度高いクリスマスケーキ”披露 杉浦家6人そろった“豪華すぎる料理”にも反響
  8. 【編み物】淡い色の毛糸を時間をかけてひたすら編むと 芸術品のような仕上がりに脱帽「美しすぎる」
  9. “27歳差夫妻”、妻の母親に妊娠報告したら……涙を浮かべて まさかの「パパと同い年のおばあちゃん!」が誕生
  10. 足の甲に“謎の斑点”が出現→病名分からず悩んでいたら“まさかの原因”が判明 当時の状況について話を聞いてみた