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「ビッグストリーム そうめんスライダー エクストラジャンボ」はいかにして生まれたのか? タカラトミーアーツに直撃

流しそうめん新時代。

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 年々超進化を続けているタカラトミーアーツの「流しそうめん」マシン。昨年(2016年)発売された「ビッグストリーム そうめんスライダー」ではまさかのウォータースライダー化。東京サマーランドが監修を手掛け、今年はそのパワーアップ版「ビッグストリーム そうめんスライダー エクストラジャンボ」も登場しました。なぜタカラトミーアーツは規格外の流しそうめんに挑戦し続けるのか。担当者に話を聞きました。

流しそうめん新時代「ビッグストリーム そうめんスライダー エクストラジャンボ」はいかにして生まれたのか? タカラトミーアーツに直撃 2017年登場の「ビッグストリーム そうめんスライダー エクストラジャンボ」

■「見ているメンバーから苦笑いが漏れました」 タカラトミーアーツさん直撃取材

――ウォータースライダー型流しそうめん機を作ったきっかけを教えてください

タカラトミーアーツ 4年前から「流しそうめん」商品を発売していました。この、ポンプで水を吸い上げて流すという水流の仕組みを、ウォータースライダー型にしたら面白いのではないか? と思い、開発を始めました。

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流しそうめん新時代「ビッグストリーム そうめんスライダー エクストラジャンボ」はいかにして生まれたのか? タカラトミーアーツに直撃 2013年に発売された「超ヒエヒエ 北極流しそうめん」。下部の“北極プール”から吸い上げた水を氷山に見立てた最上部から流す“超ひえひえシステム”を搭載
全ての元凶

――最新作「ビッグストリーム そうめんスライダー エクストラジャンボ」の商品化を提案したとき、社内の反応はいかがでしたか?

タカラトミーアーツ 昨年のヒットがありましたので、大きく手を加えずマイナーチェンジするだろうという予想が多かったようです。社内プレゼンの際にさらに大きくなった試作機を見せたところ、見ているメンバーから苦笑いが漏れました。でも「チャレンジしてみよう」ということになりました。

――こだわった点と、苦労した点は?

タカラトミーアーツ 一般家庭にあるダイニングテーブルに乗る、ギリギリの大きさまでサイズアップを図りました。ただ、傾斜がないと流しそうめんにならないため「高さ」も76cmまで高くなりました。そのため、水を組み上げるモーターの力や、そうめんを美しく流すための水路の角度などの調整に苦労しました。

 また、新しく追加したサマーランドさんの「DEKASLA」をイメージした仕掛けは、そうめんの流れ方が美しく見えるように工夫しました。他の部分の水路も、本物のスライダーの様にカーブに飛出し防止のガードを付けたり、高低差をつけて麺がドロップする部分付けたりと水路を工夫しています。

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東京サマーランドの「DEKASLA」をイメージ。そうめんが華麗にショートカットします

――初めて東京サマーランドさんにお話を持ちかけた際、どのようなリアクションでしたか

タカラトミーアーツ 最初は何のことか? という感じでしたが、試作品をお見せしたところ、すぐにいろいろと協力していただけました。

――去年発売した「ビッグストリーム そうめんスライダー」の売れ行きはいかがですか

タカラトミーアーツ 予想以上に好評で、初回生産分は夏を待たずに完売。その後再生産し、それも出荷ベースでは完売しています。

2016年発売の初代「ビッグストリーム そうめんスライダー」。流しそうめんに革命をもたらした

――今後の新製品にも期待してよいのでしょうか?

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タカラトミーアーツ 来年も面白いそうめんスライダーを発売したいと考えています。より一層パワーアップする予定なのでご期待ください!


 一見常軌を逸した「エクストラジャンボ」も、実は机に乗るぎりぎりのサイズに収まるよう考慮されていたなど、案外計算して作られていることが判明した今回の取材。来年も新作を発表予定とのことですが、次はどのように驚かせてくれるのでしょうか。個人的にはプラレールみたいに自由にレイアウトが設計できるとうれしいかも。流しそうめんの今後が楽しみです。

(C)T-ARTS

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