雨が降る夜道に「命知らず」な自転車乗り 無灯火で傘を差して帰る無謀な人たちに注意喚起する漫画が話題に
いつかひかれる可能性大です。
雨の日が多くなる梅雨の時期、車を運転する人にとって夜道を走る自転車がより見えづらくなる気をつけたい時期でもありますが、それ以前に「命知らず」な自転車乗りが少なからず目撃されています。この人たち、いろいろな意味で危険すぎる……!
サッカー観戦から帰宅する途中にその「命知らず」を多く見たという漫画家の千田純生さん(@chidajunsei3163)は、彼らの様子を漫画で再現して投稿。そこには雨が降る夜道という状況の中、当たり前のように“無灯火”で運転した上で、“ながらスマホ”や右側を通行する“逆走”に、さらには見えづらい黒いスーツ姿に“黒傘”を差して帰る人の姿が。
これには逆に「なぜ無事でいる」と思わず突っ込みをいれつつ、「自転車乗りは車運転手が雨の日どれだけ神経すり減らして運転してるか少しは自覚した方がいい」と、それらがいかにお互いにとって危険な行為であるかをわかりやすく伝えています。
この投稿にTwitterでは多くの自動車ドライバーから共感する声が寄せられ、8万近くリツートされるなど話題に。特にコメントでは漫画の中にもあった「自転車等のライトは道を照らすだけでなく、周囲に存在を知らせるためでもある」ということを理解して欲しいと強調する声が多く上がっています。
なお、上記で挙げられた行為はいずれも違反行為であり、“夜間の無灯火運転”は「5万円以下の罰金」などそれぞれ定められています。
2015年6月1日に改正道路交通法が施行されてからは自転車の違反に対する規定が厳しくなっており、スマホを含む“携帯電話使用運転”や、イヤフォンなどを使って周りの音が聞こえない状態での運転、また片手で傘や物を持つ“傘差し運転”なども、見つかった場合はどれも罰金が科されることになります。他にも信号無視なども繰り返した場合には、専用の講習を受けることが義務付けられています。
ちなみに自転車のライトについては、白色または淡黄色の前照灯(ヘッドライト)を夜間には点灯し、また車側から確認できるレベルの反射器材または尾灯(テールライト)を付けなければいけないことが定められています。たまに見られる「ハンドルに荷物をぶら下げる行為」も道交法に触れる行為となっています。
免許がいらずに乗れる便利な「軽車両」の自転車ですが、これらの違反行為を知った上で乗るのが自分の命を守ることにもつながるでしょう。自信がない人は警視庁の公式サイトにルールを確認できる特設ページがあるので見てみるといいかもしれません。
(宮原れい)
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