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「Yahoo!カテゴリ」終了を発表 ネット創成期を支えた手作業による検索サービス、役割を終える
いままでありがとうございました。
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Yahoo! JAPANが提供する検索サービス「Yahoo!カテゴリ」が2018年3月29日をもってサービス終了予定であることが6月29日、同社発表により分かりました。米Yahoo!では2014年12月31日に該当サービスを終了していました。
ネットの生き証人的サービスでした。
同サービスはディレクトリ型検索と呼ばれるもので、「サーファー」と呼ばれるスタッフがWebサイトを1つずつ手作業で収集し、それぞれをカテゴリに分類。ユーザーはあらかじめ用意された「エンターテインメント」「メディアとニュース」などの大カテゴリから、その中の「芸能人」「アニメ」「新聞」「テレビ」といった小カテゴリへと興味に添ってサイトを絞り込むことができます。表示されるサイトは“Yahoo!のお墨付き”であるため、利用者からは確かな信頼を得ていました。
同サービスは1996年4月1日のYahoo! JAPANの開始時から提供されているものですが、近年ではサイト数の爆発的増加への対応が難しくなり、主流な検索サービスはロボット型検索の「Google検索」「Yahoo!検索」などに移っていました。Yahoo! JAPANは「こうした世の中の動向を鑑みると、『ディレクトリ型検索』も一定の役割を終えたものと考え、サービスを終了する決断に至りました」とコメント。サービス開始時の登録サイト数は1万5000サイトで、現在では約80万サイトにまで増加していました。
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