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ヤフーは4月13日、Yahoo! JAPANで提供する機械翻訳サービス「Yahoo!翻訳」を6月29日で終了すると発表しました。理由については、「機械翻訳利用のすそ野を広げること」を目指す上でその役目を終えたと考えたため、と説明しています。
「Yahoo!翻訳」は2005年に開始。入力テキストを指定の言語に翻訳してくれる「テキスト翻訳」と、入力したURLのWebサイトをテキスト部分だけ翻訳して表示する「ウェブ翻訳」を提供していました。対応は、日・英・中・韓・仏・独・西・葡・伊の9カ国語。翻訳結果で原文の語句にマウスポインタを合わせると、訳文の該当部分が色が変わって表示される「対訳ハイライト」機能などもありました。
終了についてヤフーは、翻訳サービスがこの10年余りでどんどん進化を遂げ、より自然な言葉に機械翻訳するサービスや、通信を利用して対面で翻訳するサービスなどが登場したことを説明。これを「翻訳サービスの理想的な進化」だとした上で、「機械翻訳利用のすそ野を広げることを目指してきた『Yahoo!翻訳』は、その役目を終えたと考え、サービスを終了させることにいたしました」と理由を述べています。
Yahoo!翻訳に代わるサービスは特に予定していないようで、「ご利用可能な他社サービスをご紹介しておりますのでご参考になさってください」と、Google翻訳、Weblio翻訳、エキサイト翻訳、Infoseekマルチ翻訳、Bing翻訳、So-net翻訳を紹介しています。
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