「Google→行くogle」「YouTube→あなたはチューブ」 Google翻訳アプリの“珍翻訳”報告でTwitterがカオスに
固有名詞をむりやり翻訳するとおかしくなりがち。
スマートフォンアプリ版Google翻訳(Android/iOS)のリアルタイムカメラ翻訳が、日本語に対応しました(関連記事)。カメラで写した文字がその場で翻訳できて便利ですが、精度はまだまだ不完全のようで、カメラの角度によってはGoogleのロゴすら「行くogle」になることも。Twitterではこの現象を利用した、“珍翻訳”を探す遊びが流行し始めています。
上記の例に限らず、固有名詞をむりやり和訳すると、おかしな結果が出やすいもよう。漫画「BLEACH」は「漂白剤」に、「マツモトキヨシ」は「松本 清」にと、直球で訳されてしまいました。「Pentax」→「ペンタックス」や「Nikon」→「ニコン」のように正しく翻訳されたものの、偽物っぽくなってしまうケースも。「ANA」がなぜか「アナル」になってしまう悲劇も多発しているようです。
翻訳自体の問題が、不思議な結果を生むこともあるようです。「SOYJOY」が「ふやけた」、パンケーキミックスの「Aunt Jemima(ジェミマおばさん)」が「病んでいます Jemima」になるなど、食べ物として致命的なケースが多発。デザインされた文字の解読が苦手なアプリの特性も重なって、カーペットクリーナーに「おしっこ」と浮かび上がったり、乾燥マンゴーが「トップむかつき」と突然怒り出したりすることもあり、なんだか海外みやげの日本語説明文みたいですね。
キーボードのように英文字が1つ1つ並んだものを写すと、アプリが多様な可能性を探るのか瞬時に様々な単語が表示。この現象がアニメ「電脳コイル」のようだと指摘するツイートも、注目を集めています。これらの現象はいずれアプリの改良とともに正常化していくと思われますが、当面はいろいろ遊べそうです。
(沓澤真二)
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