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Googleは11月15日(米国時間)、ディープラーニングによる新たな翻訳システムを日本語などに拡大したと発表しました。日本では12日ごろからGoogle翻訳にこのシステムが導入されたのではないかと話題になっていましたが(関連記事)、正式発表となりました。
新翻訳システム「Google Neural Machine Translation(GNMT)」は9月末に発表されたもので(関連記事)、原文全体を読み込み、1つのユニットとして翻訳し出力する仕組みです。既存のフレーズごとの機械翻訳技術(PBMT)と比較して、翻訳エラーが55〜85%減少したと同社は説明していました。
中国語の英訳から導入された同システムですが、このほど対応言語が英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、日本語、韓国語、トルコ語の合計8言語に拡大。世界人口の約3分の1のネイティブ言語、Google翻訳のクエリーの35%以上をカバーするとGoogle。目標はGoogle翻訳で使える103言語すべてに新システムを導入することだ、とも述べています。
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数カ月かけて他言語にも適用するとのこと。