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3メートル超のねぶたがドドーンと鎮座 職人の魂がともった「和のあかり×百段階段展」が心洗われる美しさ

現地写真35枚。

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 ホテル雅叙園東京は7月1日から8月27日まで巨大ねぶたなどを展示する「和のあかり×百段階段展 日本の色彩 日本の意匠」を開催します。公開に先駆けて6月30日に行われた内覧会を取材しました。

百段階段×ねぶたのコラボ

 「和のあかり展」は2015年の初開催以来、累計来場者数が9万人を超える人気イベント。今年のテーマは、職人やアーティストたちによる“日本の色彩と意匠”で、「祭り」「アート」「職人」の3つのジャンルを中心にさまざまなコラボ作品が“和のあかり”をともします。

 展示会場となるのは東京都の指定有形文化財「百段階段」。昭和初期を代表する画家たちが描いた126枚の日本絵画や、職人たちの技が光る装飾に囲まれた7つの部屋が存在します。

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 会場には東北三大祭りとして有名な「青森ねぶた祭」や「秋田竿燈まつり」をはじめ、かわいらしい姿が毎年人気の山口県柳井市「柳井金魚ちょうちん祭り」など、日本各地の祭りが大集合。今年は初出展となる、長崎の冬の風物詩「長崎ランタンフェスティバル」から龍とカラフルなランタンも登場しています。

秋田竿燈まつり
長崎の冬の風物詩「長崎ランタンフェスティバル」の龍
山口県「柳井提灯祭り」
国旗がついているのはサムライブルー

 また内覧会では青森の「はねと」や長崎の「くんち」のパフォーマンスも行われ、会場は大盛況でした。

青森の「はねと」
長崎の「くんち」の龍踊り(じゃおどり)

 注目は「ねぶた大賞」などの受賞歴を持つベテランねぶた師・竹浪比呂央さんが手掛けた作品。2014年に青森ねぶた祭に出陣した「相馬太郎良門 妖術を修る」のオリジナルバージョンで、3メートルを超える巨大ねぶたの筆のタッチや色彩など、繊細に表現された作品を間近で見ることができます。

 切り絵作家の早川鉄兵さんは、草木の緑が美しい「草丘の間」をさまざまな動物が見え隠れする米原の里山に変身させる演出に挑戦。可愛らしい動物たちの切り絵や、それぞれが生み出す“影”も趣を感じさせました。

切り絵作家の早川鉄兵さん

工芸品とのコラボ

一葉式いけ花。粕谷尚弘さん作
風鈴に付いている葉は錆和紙作家の伊藤咲穂さん作
鬼瓦(丸栄陶芸/栄四郎瓦さん)
銭湯絵
銭湯絵(東京浴場組合/丸山清人さん)

 入場料は当日券1500円、前売り券1000円、学生800円(各税込)。会場で指定有形文化財「百段階段」と和のあかりのコラボを楽しんでみては。

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アートイルミネション「和のあかり×百段階展 2017 ~日本の色彩 日本の意匠~」

開催期間:2017年7月1日~2017年8月27日

開催時間:日曜日~木曜日は10:00~18:00(最終入館17:30)

金曜日・土曜日10:00~20:00(最終入館19:30)

夜の文化財ガイドツアー18:15(受付)18:30~19:30(見学後食事)

入場料:当日券1500円、前売り券1000円、学生800円(税込)

場所:ホテル雅叙園東京

問い合わせ:03-5434-3140

Ryo Tajima

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