ニュース
子どもは静かに溺れるので常に目を配るべき―― 長野県佐久市の医師会が注意喚起
「本能的溺水反応」といって、乳幼児は溺れた状況を理解できず静かに沈むのだそうです……。
advertisement
乳幼児に起こる不慮の事故で2番目に多い「溺水」(できすい:気道内に液体が入ることによる窒息)について、長野県佐久市の医師会が手がけるプロジェクト「教えて!ドクター」がTwitterで注意喚起しています。子どもが溺水したときは静かに沈むため、お風呂やプールに入れたときは常に目を配るべきだとしています。
上記ツイートをもとに制作チームが描いたイラスト
公式アカウントによると、溺れた子どもが声を上げてもがくのは創作の世界だけのこと。「本能的溺水反応」といって、実際は溺れた状況を理解できないか、呼吸に精一杯で声を出す余裕がなく、静かに沈むのだそうです。
このため、「近くの部屋にいる分には溺れても音で分かるだろう」といった判断は大間違い。入浴など子どもが水に浸かる際は、しっかりそばについて見ていてほしいと呼びかけています。
advertisement
同プロジェクトでは、子どもの疾病対応のための出前講座を開くなど、子どもの病気やホームケアに関する活動を行っています。WebサイトやFacebookで子どもの病気に関する情報などを発信している他、講座の内容を元にしたアプリ(Android版/iOS版)も無料で配信中。
過去には乳児の食べ物に関する注意も投稿
虫さされ対策も
画像提供:教えてドクター佐久(@oshietedoctor)
(沓澤真二)
関連記事
“溺れそう”な子どもをアナタは救えますか プールの監視員の視点を体感するブラウザゲーム公開
溺れている人は溺れているように見えないという現実。宅配ボックスに子どもが閉じ込められる事故 国民生活センターが注意喚起
夏場は特にご注意を。「乳児に与えてはいけない食材」まとめ画像がパパママ必見 医師や栄養士も内容確認済み
その離乳食、本当に大丈夫?子どもが食事中立ち歩いちゃいけないのは「窒息につながる」から 「お行儀」以上に大事な理由を教えるマンガが話題に
ご両親はしっかり覚えておきましょう。消費者庁が「ブラインドのひも」に注意喚起 5年間で3件の死亡事故が確認される
ひも部分が子どもの首に絡まり、窒息する危険性があるとしています。身近なヘビの見分け方を説明したイラストがかわいい 「子どもに読ませたい」「小学校の図書館に掲示したい」などの声も
ヘビのことが良く分かる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.