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消費者庁が「ブラインドのひも」に注意喚起 5年間で3件の死亡事故が確認される

ひも部分が子どもの首に絡まり、窒息する危険性があるとしています。

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 消費者庁は、窓に付けられるブラインド等のひも部分が、子どもの首に絡まり窒息する危険性があるとして注意を呼びかけています。2014年までの5年間で、国内で3件の死亡事故が確認され、世界15カ国で250件以上の死亡事故が確認されているということです。




 対策として、ブラインド類やスクリーン類のひも部分、カーテン留め等のひも状部分がない(ひもがあってもループがない、若しくは小さい)商品を選ぶことで、絡まる心配をなくすことが挙げられます。または、ひものつなぎ目部分が外れる「セーフティジョイント」などの安全器具を備えた商品を選ぶのも対策となります。



 すでにひものあるブラインド等を使用している場合には、クリップでひもを子どもの手の届かない位置にまとめ、ソファやベッド等を近くに設置しないようにと注意喚起しています。



 消費者庁は、国内では死亡事故以外にも2007年以降に7件の事故が確認されており、死亡事故を含めると計10件にも及ぶとしています。死亡事故はいずれも5歳未満の子どもということです。突如として静かに発生するこの事故は、「気道閉塞による窒息または酸素欠乏による神経障害が起こり、これによって15秒以内に気絶し、2〜3分で死亡する」可能性があるとしています。

(宮原れい)

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