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日産、究極のリモコン車「GT-R /C」公開 ヘリからPS4コントローラーで操作、最高211キロでサーキットを疾走

もう1つのゲームと現実世界の融合。

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 日産自動車は10月11日、フルサイズのリモコン車「GT-R /C」を開発したと発表しました。

リモコン車「GT-R /C」とドライバーのJann Mardenboroughさん

 GT-R /Cは、レースゲーム「グランツーリスモ」シリーズの参加20周年と最新版「グランツーリスモSPORT」の発売を記念して作られた一点物のデモカーです。ゲームと同様に、操縦はプレイステーション 4のコントローラー「DualShock 4」で行う仕様。最大で1キロ離れた場所から無線操縦が可能です。

 ドライバーは、NISMO athleteおよびGTアカデミーの優勝者であるJann Mardenboroughさんが担当。Mardenboroughさんは、F1も開催されるイギリスのシルバーストーンサーキットを舞台にヘリコプターの操縦室からGT-R /Cを無線操縦し、1分17秒47のラップを記録しました。最高速度は211キロに達したそうです。

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Nissan GT-R /C - the ultimate remote-control car for gamers(YouTube/Nissan UK)
本当に誰も乗ってない
ヘリで車両を追いかけながら操縦
見慣れたコントローラーが

 GT-R /Cは、ステアリング、ギア、ブレーキ、スロットルを動かす4台のロボット機構が備わり、DualShock 4の操作と連動。車載した6台のコンピュータがそれらのコントロールを1秒当たり最大100回更新して制御します。テレメトリーデータはヘリコプター操縦室のディスプレイへ逐次伝送され、車速などの情報を把握できるようにもしてあります。また車両には、2つの独立した安全システムが実装され、万が一時には2人の追加オペレーターがブレーキとエンジンの作動を制御するといった安全性も考慮されています。

 「ステアリング、加速、制動ともに、コントローラー操作での車の反応が全てインテリジェントに構成されていたので、実際に運転しているかのように速度やコーナーのGを感じられた。フルサイズのGT-Rが走行しているのをヘリコプターで追いかけながら操縦するなんて。忘れられない体験だ」とMardenboroughさんは述べています。

 GT-R /Cの一般販売予定はありませんが、2018年からSTEM(科学、技術、工学、数学)教育の一環で、イギリスの小中学校で行う教育ツアーに使われるとのことです。

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