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「西遊記 ヒーロー・イズ・バック」日本公開日決定 中国で190億円突破アニメ、吹替版監修に宮崎吾朗

やっと見られるー!

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 中国国産アニメとして中国興行収入歴代1位(約192億円)を記録した「西遊記之大聖帰来」の日本版タイトルが「西遊記 ヒーロー・イズ・バック」に決定しました。

 長年の封印から解放された孫悟空が孤児の少年を守るため、長安を舞台に妖怪としれつな戦いを繰り広げるという物語で、迫力ある壮大なバトルが見どころ。日本での配給は「君の名は。」を中国で成功に導いたアクセスブライトが担当しています。

 日本語吹替版制作監修には宮崎吾朗さんを抜てき。宮崎さんは、「画面からあふれてくる、『アニメーション映画をつくりたい!』という作り手の熱気に圧倒された」とコメント。吹替版制作についても「原語版の魅力を損ねず、日本の観客への橋渡しとなりますように。今はそれを願うばかり」と語り、同作の魅力に太鼓判を押しています。

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 また監督を務めた田暁鵬(ティエン・シャオポン)さんは、「中国の『西遊記』のファンは、長く赤いマントを首に巻き裾をたなびかせている悟空の姿を愛しています。この紅の布が日中両国の映画ファンの心をつなぐような絆になることを願っています」とコメント。田監督は長編初監督ながら23年に及ぶ3Dアニメ制作経験を持つベテランで、資金難を乗り越え8年の歳月をかけて「西遊記」を作り上げました。

宮崎さん(左)と田さん(右)

 「西遊記 ヒーロー・イズ・バック」は2018年1月13日日本公開。新宿ピカデリーほか全国ロードショー。

中国版予告編。アクションがかっこいい

宮崎吾朗コメント

生まれて初めて観た中国の3DCGアニメーション映画、『西遊記之大聖帰来』。それは、驚くほど面白かった。僕は目からウロコが何枚も落ちた。見慣れた日本や米国のCGアニメーションとは一味違うキャラクターのデザインや独特な色彩、カンフーのようなアクション等々。僕は画面からあふれてくる、「アニメーション映画をつくりたい!」という作り手の熱気に圧倒された。この日本語吹替版が、原語版の魅力を損ねず、日本の観客への橋渡しとなりますように。今はそれを願うばかり。この場をお借りして、日本語吹替版に力を貸して下さった皆さんに感謝を。そして、僕に大事な作品の吹替を任せてくれた、無口で熱い男、田監督に感謝です。

田暁鵬コメント

中国の「西遊記」のファンは、長く赤いマントを首に巻き裾をたなびかせている悟空の姿を愛しています。この紅の布が日中両国の映画ファンの心をつなぐような絆になることを願っています。文化を結び、情感を結び、国境を越えて、アニメを愛する心を結びますように。

<田暁鵬 プロフィール> アニメ映画監督。23年に及ぶ3Dアニメ制作の経験を有する。CCTV2006年春節(旧正月)特別番組のオープニング映像制作、アメリカ版ゲーム『スパイダーマン』の宣伝映像監督を担当。日本からの招待を受け大阪アジア芸術祭の審査員を務める。北京テレビ局2011年アニメ春節特別番組監督、インターネットゲーム『傭兵天下』のCG宣伝アニメ監督などを担当。資金難などの苦難を乗り越え8年をかけて本作を制作。

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アニメ | 日本 | 3D | 中国

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