ヘンリー王子が米女優メーガン・マークルと婚約発表 指輪に故ダイアナ妃のダイヤ「一緒にいる」
過激報道も乗り越えついに。2018年春挙式。
英国王位継承順位第5位のヘンリー王子が11月27日(現地時間)、ドラマ「SUITS/スーツ」で知られる米女優のメーガン・マークルとの婚約を発表しました。挙式は2018年春、2人はケンジントン宮殿のノッティンガム・コテージで暮らすことになるとのことです。
2人が婚約したのは2017年11月初旬のロンドン。ヘンリー王子はエリザベス女王や近しい親族に婚約の旨を伝え、マークルの両親からも祝福を受けたそう。英国王室は「エリザベス女王とフィリップ殿下は2人のために喜び、彼らの幸せを願っている」と声明を出しました。
これに伴い、マークルは出演中のドラマ「SUITS/スーツ」を降板することになりましたが、共演者はSNS上で祝福。同作中で婚約者を演じるパトリック・J・アダムスは、「彼女、ちょっと牛乳買いにいくって出て行っただけだったのに……」とドラマ上の設定を交えユーモアあふれるコメントを投稿しています。
同日の午後には、ケンジントン宮殿の庭園でフォトコールに答え、インタビューも収録されています。
出会いについては、お互いの友人に紹介されたいわゆる「ブラインドデート」だったと回答。2016年7月にロンドンでデートを重ね、その後マークルをボツワナ共和国へ来てくれるよう説得し、星空の下でのキャンプなどをへてお互いを知るチャンスを得たと明かしました。
アメリカ人であるマークルは、英国王室のこともヘンリー王子のこともよく知らず、引き合わせた友人には「彼、いい人?」とだけ質問したとのこと。一方のヘンリー王子も「SUITS/スーツ」は見たこともなく、マークルのことも知らなかったとしながらも、会ってすぐに「明日どうする?」と次の予定について話し合ったとしています。
2人の交際はメディアなどからの“監視”も激しく、アフリカ系アメリカ人の母を持つマークルはそれを理由に差別的な言葉をぶつけられたことも。ヘンリー王子は彼女を守るため過激な報道を控えるよう異例ともいえる声明も出していました(関連記事)。
「そうした“監視”の幾つかが彼女の民族的背景に起因すると知ったときどう思ったか」という質問にマークルは、「もちろん落胆した。世の風潮がそういったことに重点を置くものであること、差別的になり得ることが残念」と率直に回答。続けて「でも私は私が誰であるか、どこからきた人間なのかを誇りに思っています。ただカップルとしての私たちがどうあるかに焦点を当て、余計なものを全て取り除いたとき、一緒にいることを楽しみ、他の事柄を調整することが本当に簡単になる」とタフでしなやかな顔を見せました。
マークルに贈られた婚約指輪は金の指輪に3つのダイヤが付いたもので、ヘンリー王子自身がデザイン。中央の大きなダイヤは2人にとって思い出深いボツワナ共和国で発掘され、両サイドに配置された2つのダイヤは、「このすてきな旅に彼女もずっと一緒にいると確認するため」にヘンリー王子の母である故ダイアナ妃のジュエリーコレクションから選んだものだといいます。
ヘンリー王子はダイアナ妃について、健在だったなら「興奮して月まで飛び跳ねてたんじゃないかな」「メーガンとは親友になっていただろう」とし、「こんな幸せなニュースを彼女に見せてあげられなくてさびしい。でも指輪や、その他の全てが、彼女が僕らと一緒にいることを確信させてくれる」と語りました。
なお、プロポーズは彼らのコテージで、心地よい夜にチキンを焼きながら、自然に、ロマンチックに行われたそうです。
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