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英国の同性愛者向け雑誌「アティチュード」の表紙にイギリス王室のウィリアム王子が掲載され、LGBTへのいじめ問題について「どんな人でも性のあり方によっていじめを受けることがあってはならない」と語りました。
LGBTとは「L=レズビアン」「G=ゲイ」「B=バイセクシュアル」「T=トランスジェンダー」を表す頭字語で、性的マイノリティの総称として使われています。
ウィリアム王子はケンジントン宮殿にLGBTの若者を招き、いじめを受けた経験や、そのことがメンタルヘルスに与える影響について対談しました。とりわけ学校における問題は深刻で、若年のレズビアン、ゲイ、バイセクシュアルでは33.9%が、トランスジェンダーでは48.1%の人が自殺を考えたことがあるといいます。
対談後、ウィリアム王子は「誰もセクシュアリティが原因でいじめられることがあってはならないし、LGBTに向けられる憎悪を仕方がないと諦めてはいけない」と述べ、「性のあり方を理由にいじめを受けている人は、どうか我慢しないで信頼できる大人や相談機関に話してほしい」と若者に向けてメッセージを送りました。
この対談の詳細は7月22日発売の同誌で読めるほか、現在電子版も販売されています。
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