疲れた時は黙ってぎゅってハグしよ マンガ『お酒は夫婦になってから』から「ズーム」:やわらかスピリッツ×ねとらぼ(1/2 ページ)
人肌恋しい季節になりましたな……。
「やわらかスピリッツ」(小学館)で連載中のマンガ『お酒は夫婦になってから』(クリスタルな洋介)。主人公が酔うと大変かわいくなることで定評のある同作がアニメ放送を記念して、ねとらぼに期間限定で登場します!
エピソード:ズーム
水沢千里(みずさわ・ちさと)は、頑張り屋の働く女性。お酒が大好きなんだけれども、飲むとすっかり甘え上戸になってしまうので、家でだけ飲むのが楽しみの1つ。
夫の壮良(そら)は在宅業務なので、家事全般をこなし、いつもちーちゃんの出社を見送る。ところがどうもちーちゃん、今日は元気ないようです。
ハグするととても身体によい、というのを読んだことがありますが、ぶっちゃけ本当かわかんないよね! 抱擁、だっこ、握手、性交渉、マッサージその他もろもろなんかで、オキシトシンというのが分泌されてストレスが減る……とからしいのですが、まだ科学的にはっきりとはいえないっぽい。
とはいえ、身体に触れる、という行為はものすごく人間にとってプラス作用があるのは、感覚的にわかります。理由のあるなしにかかわらず、親しい人や動物に触れると間違いなくほっとする。だから昔からハグという行為を、本能的に人間は行う。日本人はほとんどやりませんけれども。
ただ、ハグや握手があいさつな国でも、長くて3秒なのが一般的礼儀。30秒はめっちゃくちゃ長いよ! 日本人同士だと、数秒でもオドオドしたり恥ずかしくなる。恋人や夫婦でも、毎朝出かける前に30秒以上ハグとかはまずしない。ベッドの中でもそんな頻繁にするかどうか。するとしたら親子くらい。
身体が触れ合うことによるリラックス効果もさることながら、それだけしてくれる相手がいる、というのを深くかみしめられることが、とても大きいんでしょう。自分のことをわざわざ30秒抱きしめてくれる人のこと、全幅の信頼をしてしまうというもの。どんな不安やストレスが襲ってきても「自分はこの人に信頼されている」という気持ちが、塗りつぶしてくれそう。
さてちーちゃん、同僚でよきライバルの白石結(しらいし・ゆい)が疲れているのを見て、声をかけました。ここからはじまる、幸せの伝達。しかと見てください。読んでいるこっちまで恥ずかしくなって、ちょっと幸せになれます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.